記事日付 | 20100101 |
タイトル | パンデミック インフルエンザ(H1N1) 2009(138)-全世界:WHO 更新 |
国名 | 全世界   |
感染症名 | パンデミックインフルエンザ |
概要 | Pandemic (H1N1) 2009 -- WHO Update 81 更新81 |
和文 | http://www.who.int/csr/don/2009_12_30/en/index.html 国立感染研HP http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/2009who/update81.html より抜粋させて頂きました 2009年12月27日現在、世界で208以上の国・自治領・地域から、死亡例を含め、12,220症例以上の確定診断されたパンデミックインフルエンザ(H1N1)2009の症例が報告されている。 Situation update: 現在、世界中でパンデミックインフルエンザが最も流行しているのは中央ヨーロッパおよび東ヨーロッパである。インフルエンザ様症状(ILI)や急性呼吸器疾患(ARI)の発症率がグルジア、モンテネグロ、ウクライナの少なくとも3つの東欧諸国で集中的に増加している。パンデミックインフルエンザの流行による呼吸器疾患の発生が、特にギリシャの一部、ポーランド、ブルガリア、セルビア、ウクライナ、ロシア連邦のウラル地方などの東欧・南欧でが著明である。西欧でもパンデミックインフルエンザの感染伝播は依然広い範囲で起こっている。しかし、全体としては極期を過ぎたと思われる...ロシアでは1%未満の季節性インフルエンザも検出されている。また、限られた情報源ではあるが、北アフリカの地中海沿岸の国々(アルジェリア、チュニジア、エジプト)でパンデミックインフルエンザの流行が活発になっている。 ...イスラエル、イラン、イラク、オマーン、アフガニスタンといった西アジアでも感染伝播はピークを先月越えたようであるが、一部の地域で依然感染伝播やそれに伴う呼吸器疾患の流行が続いており、例年のレベルにまではまだ下がっていない。 ...日本、中国北部および南部、台湾、香港ではインフルエンザおよびILI患者数は引き続き減少している。モンゴルでは先月の大流行の後、数週間ILIは減少していたが、今週はやや増加している。南アジアでは北部インド、ネパール、スリランカで依然パンデミックインフルエンザの激しい流行が続いている。中国では検出されたインフルエンザAウイルスのうち約2.5%が季節性インフルエンザ(H3N2)となっている。 北米大陸では、パンデミックインフルエンザの感染伝播は全ての国で勢いが弱まっている...中南米とカリブ海諸国の熱帯地域では、数カ国を除き、流行は減少、あるいは横ばいとなっている。 南半球の温帯地域では、パンデミックインフルエンザの活動は散発例しか報告されておらず、集団発生は認めていない。 |
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