記事日付 | 20100118 |
タイトル | 鳥インフルエンザ、ヒト-全世界(03):最新状況 |
国名 | 全世界   |
感染症名 | 鳥インフルエンザ |
概要 | H5N1は未だ存在している H5N1 forgotten (almost), but not gone |
和文 | http://blogs.sciencemag.org/scienceinsider/2010/01/h5n1-forgotten.html ...昨年、コートジボワールからドイツ、中国と日本にかけての17カ国から、家禽と野鳥のH5N1感染流行が報告され;H5N1はパンデミックの恐れがあると警告しているWHOは、72例の患者を報告し、うち32例が死亡した。死者の数はピーク時の2006年の79人から減少している。2009年に感染の報告があった国の数も、2008年より減っている[2009年は5カ国、2008年は6カ国]。2010年1月13-16日に中国・昆明で開催されたthe Asian Partnership on Emerging Infectious Diseases Researchmeetingで明らかにされたとおり、各国の対応も洗練されてきている。研究者らにより、カンボジア、中国、インドネシア、ラオス、タイおよびベトナム各国の感染対策が比較された結果、carefully targeted culling(慎重に対象を絞った処分)は、widespread culling(広範囲の処分)による対策と同等の効果で、かつ、より被害が少ないことが示された。また別の研究では、庭先養鶏を行う人々のリスク軽減策は、個々の飼育者の行動変容が困難であることから、集落全体で取り組む必要があることが指摘されている。バンコクBangkokの麻痺丼大学Mahidol University の獣医師は、3年間の地域サーベイランスネットワークにより、野鳥の果たす役割が明らかになったと述べた。当初は、the Asian openbill stork(スキハシコウ)などの、一部の水禽がウイルス感染を拡大させていると考えられていたが、現在ではH5N1感染によりすぐに死亡することが判った。その代わりに、passerine species(スズメ目), or perching birds などは、無症状のままウイルスを伝播することが判ってきた。家禽のアウトブレイクとpasserine movementsに密接な関係があると、中国の専門家は述べた。マヒドン大学の研究者は、アウトブレイクが続いている原因、H5N1の自然宿主がいるのか、家禽と野鳥とのウイルス伝播はどのようになされるかなどについては、現在も判らないと述べている。 the WHO table of confirmed human cases of avian influenza A/(H1N1) as of 30 Dec 2009 http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/country/cases_table_2009_12_30/en/index.html the WHO timeline http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/Timeline_10_01_04.pdf |
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