記事日付 | 20100116 |
タイトル | Q熱-オランダ(07):最新状況 |
国名 | オランダ   |
感染症名 | Q熱 |
概要 | オランダのQ熱 |
和文 | [1] オランダにおけるQ熱の爆発的流行に関する疑問 Questions abound in Q-fever explosion in the Netherlands. Science 2010 Jan;327(5963):266-7 情報源:Science Magazine、2010年1月15日。 Http://www.sciencemag.org/cgi/content/summary/327/5963/266-a (abstract; the full article requires a subscription) (Q熱がバイオテロに使われる可能性のある細菌であることなど...)しかし、現在オランダで起きていることには、新たな相違点も見られる。2007年夏にHerpen の町周辺で182人の患者が確認されたときには、1度限りの流行だと見られていたが、2008年に新たな流行が発生し、Noord-Brabant州の集中治療室は瞬く間に満床となった。この年1000人の患者が報告された。2009年には、新たな患者発生数が約2200人に跳ね上がり、全国に飛び火した。こうなった原因は今も判っていないが、1つには、人口が密集するこの国で、集約型のヤギ飼育が広まったことがあると、CDCの関係者は説明した。1995年と比較すると、オランダ国内のヤギの頭数は35万頭余りと4倍に増え、農場あたりの飼育頭数も3倍となっている。世界中の大手ヤギ農場の母国となっている。1990年代にオランダの養豚業者を襲った壊滅的な豚インフルエンザ流行発生後、一部の業者がヤギ飼育に転換していたのは、運命のいたずらかも知れない。農場同志は近接しており、ヤギの頻繁な農場間の移動があることが、感染拡大に寄与した可能性がある。流産時に放出される細菌が肥料に入り、風に乗って周囲の市や町に菌が運ばれた可能性もある。一方、the Central Veterinary Institute of Wageningen URの科学者は、2005年頃から増え始めたより毒性の強いsubtypeの菌が関係しているとの見方を示している。調査によると、オランダの農場や患者らは、唯一の同じsubtypeの _C. burnetii_に感染していたことが判っている...喫緊の課題は、いかにして感染流行を抑えるかという点にある。...以下、肥料の移動禁止、ワクチン接種(感染の防止効果は限定的だが、流産を防止)、12月の妊娠ヤギの殺処分、農業への影響など、原文参照願います。 [2] Humans, animals -- It's One Health. Or is it? Science 2010 Jan; 327(5963): 266-7 情報源: Science Magazine 、2010年1月15日。 Http://www.sciencemag.org/cgi/content/summary/327/5963/266-b (abstract; the full article requires a subscription) ヒトと動物の健康を担う、医師と獣医師との協力関係について、原文参照願います [Mod.AS注-Eurosurveillanceの関連記事の紹介] |
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