感染症速報詳細

記事日付 20100129
タイトル アジ化ナトリウム-米国:マサチューセッツMA、コーヒー
国名 米国    
感染症名 アジ化ナトリウム
概要 事件の真相が明らかにされないまま、捜査が打ち切られることとなった
和文 http://wbztv.com/local/harvard.university.poisoning.2.1449817.html
Harvard University policeは、容疑者を発見できないまま、6人の医学研究者が中毒を起こしたとされる事件についての、積極的な捜査を打ち切ることとなった。大学当局は、職員らスタッフへの通達の中で、2009年8月26日の事件発生以来、campus
police がおよそ150人に聞き取り調査を行ってきたが、"still officially open(未だ公開されていない)" ものの、これ以上の調査は行わないことを明らかにした。2009年夏、6人が汚染されたコーヒーの飲用により入院したと見られている。中毒となった研究者の1人は、このコーヒーが、the Harvard Medical School New Research Building.の8階共用スペースにあった、single-serve espresso machineのコーヒーであったと証言している。weird(奇妙)で金属的な味がし、その後血圧の低下を感じ、気絶思想になったと述べ、彼とその同僚に対して、毒物検査によりsodium azideがコーヒーに混じっていたことを伝えられたと付け加えた。(アジ化ナトリウムは)検査機関において保存剤preservative として使用される、致死性の物質である。accidental(偶然である)可能性はほとんどないが、誰がなぜそのようなことを行ったか判らないと述べた。毒性があるものの、Sodium azide は教育機関の実験室で使用されている、ありふれた保存料である。配水管にアジ化ナトリウムが廃棄された場合、金属との接触により爆発し、有毒ガスの吸入が起きることもある。
[ModTG注-砂糖やクリーマーに混ざっていたのではないか。家庭用のものと同じマシンであれば、水容器が付いており、それが汚染源であった可能性もある。私なら、味がおかしくて金属の味がするものを飲むだろうか?]
関連項目 20091027.3712.

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