記事日付 | 20100129 |
タイトル | Q熱-オランダ(09):動物園の衛生対策 |
国名 | オランダ   |
感染症名 | Q熱 |
概要 | オランダのQ熱 |
和文 | [1] オスの処分決定に反対の動き 情報源:Radio Netherlands worldwide 、2009年1月28日。 Http://www.rnw.nl/english/article/mps-stop-q-fever-cull-male-goats-and-sheep Q熱が発生した農場dairy farm の全てのオスの羊ramとオスのヤギbilly goatsを処分するとした、保健大臣の決定を覆す動きが、オランダ下院の中に広がりつつある。オスのヒツジとヤギも、Q熱の細菌を感染伝播する可能性があるため、交尾の際にメスを感染させる危険性がある。感染のある動物とそうでない動物の鑑別が難しいため、保健大臣と農業大臣は、リスクを取らずにオスを処分する選択を下していた。しかし、MP[?]らは、この方法は過激すぎるとして、まずは個別に動物の検査を行うべきだと提案している。大臣はこれに反対であるが、次週のこの問題に関する議会採決の結果を待ちたいと述べた。オランダ国内の、64か所のヒツジとヤギの酪農場dairy farms でQ熱が発生しているが、ほとんどの農場ではオスの飼育頭数は少ない。 [2] オスの処分延期 情報源:Volkskrant via Agriholland [trans.]、2010年1月28日。 Http://www.agriholland.com/nieuws/artikel.html?id=111394 議会での議論の末、農業大臣は、Q熱感染発生農場でのrams and he-goats の処分を遅らせることとした... [3] 公共の場の妊娠動物は、隔離が義務づけられた 情報源:Press release, Dutch Ministry of Agriculture [trans.]、2010年1月28日。 Http://www.minlnv.nl/portal/page?_pageid=116,1640333&_dad=portal&_schema=PORTAL&p_news_item_id=25032 2010年1月26日の、public function 公共機能を有するヒツジとヤギの生産農場は、seclusion(処分対策の対象から除外)するとした決定が、28日に発効する。子供ふれあい農場と、公共機能を有する[たとえば保育所など]すべての農場は、出産間近の妊娠ヤギとヒツジを、一般市民から完全に隔離された閉鎖空間内に移動することで、隔離することが義務づけられる。隔離は、妊娠4ヶ月[the 4th gestation month]から出産後2週間まで続けられることになっている...[ヒツジとヤギの妊娠期間は、およそ5ヶ月である]。 [4] 2-3年ごとに動物の感染流行が起きてきた 情報源:NRC Handelsblad 、2010年1月26日。 Http://www.nrc.nl/international/article2468402.ece/Veterinary_diseases%2C_new_trend_or_old_foe?service=Print オランダでQ熱感染流行が発生し、数千頭のヤギが処分されたことは、多くの人々にショックを与え、動物のワクチン接種の重要性を再認識させる形となった。新たなはっきりとした2つの傾向が認められた:2ないし3年ごとに起きる大規模な獣医学的疾患の流行により、多数の動物の命が奪われている。病気そのもののほか、感染拡大防止策のための殺処分による死亡もある。現在オランダ国内ではヤギのQ熱感染流行が問題となっている;3年前にはブルータング(catarrhal fever カタル熱); 2003年には鳥インフルエンザ、2001年には口蹄疫、1997年には豚コレラが発生した。同時に、狂牛病は長年にわたって発生が続いている。2009年は、1997年以降はじめて、新たな流行発生のない年となった。農業の産業化と、より大規模で、頻繁で、致死性の高い獣医学疾患は表裏一体だとする考えもあるが、本当だろうか?...メディアの取り上げ方の変化によるものであるとする反対意見、ワクチンの接種が行われていないことの危険性の指摘、産業化の影響を肯定する意見など、原文参照願います。 |
原文リンク |