感染症速報詳細

記事日付 20100127
タイトル 流行性耳下腺炎(ムンプス)-イスラエル(03):エルサレムJM 情報提供依頼RFI
国名 イスラエル    
感染症名 流行性耳下腺炎(ムンプス)
概要 イスラエル国内全体のムンプスの患者が850人を超えている 患者の多くがワクチンを受けていた
和文 過去4ヶ月間に、the Jerusalem district ではおよそ600人のムンプス患者が報告され、イスラエル国内全体では850人を超えている。そのうち70%は男性である。患者調査の結果、アウトブレイクの発端は、男子生徒(のみ)が通うmale attended religious high schools and colleges (yeshivas)であり、女性患者は主に二次感染者や家族内感染者であった。患者の60%は、MMRワクチンを2回接種されており、約20%は1回の接種であった(13%については適正な年齢に接種)。積極的症例調査で95%の患者がワクチンを接種されていなかったエルサレムJerusalemでの前回の流行と異なり、今回の流行中の患者で、ワクチンを接種されていなかったのはわずか20%だけであった。男性が多いこと、ワクチンを接種されていたこと、周囲のコミュニティへの波及が低率であることについて、詳しい調査が必要と考えている。
[Mod.CP注-今回のエルサレムの状況は、特異的uniqueとは言えない。2009年8月に、Sullivan County, New York stateのサマーキャンプで発生したムンプス感染流行では、2006年以来の大規模な流行となり、全米で6584人のムンプス患者が報告されることとなった。高率にワクチン接種を受けていたにもかかわらず、tradition-observant (Jewish ユダヤ人)) religious communityが発端となった。大学などの小児や青年の濃厚な接触のあるところではどこでも、同じような流行が発生している...]

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