記事日付 | 20100210 |
タイトル | マラリア-アフリカ、偽薬 |
国名 | アフリカ   |
感染症名 | マラリア |
概要 | マラリア治療薬の粗悪品、アフリカで耐性発生の恐れ Bad malaria pills raise resistance fears in Africa |
和文 | http://www.cbc.ca/health/story/2010/02/08/malaria-pills-artemisinin.html アフリカの3カ国で売られている、最もマラリアに有効とされる薬物の多くは品質が低く、セネガルでは薬剤のおよそ半分が低品質であり、薬剤耐性によって、毎年100万人が死亡するこの病気の最後の武器が無効となる恐れが出てきた。8日の米国からの報告で判った。セネガル、ウガンダ、マダガスカルで販売されている、artemisininを基剤とする薬品の16から40%が、品質検査で基準以下とされ、中には不純物を含むものや、有効量に足りないものなどがあることが、調査で判明した。Artemisinin-based drugs は、世界中にある薬剤の中で、唯一残されたマラリアの治療に使える薬剤であり、他の薬剤はすでに耐性のため有効性を失ってしまっている。薬剤への耐性は、蚊族が媒介するこの寄生虫を全滅させるのに必要な、十分な薬物量を服用しなかった時に生じる。もしもartemisinin-based drugs が効かなくなったら、代わりになるものはなく、専門家らは多くの死者が出る可能性があるとしている...この調査は、米国およびWHOによる、アフリカ10カ国での抗マラリア薬調査の第1部として行われた。タイ-カンボジア国境から、現地では、artemisinin-based drugs によるマラリア患者の治療が遷延化(治療期間の長期化)が起きているとの報告を受けて行われたもので、このことは、耐性が生じる第1歩と考えられている。3カ国について行われた今回の報告では、公的および民間機関のいずれでも質の悪い薬剤が発見されていることから、ドナーからの資金提供により一部の薬剤を購入している政府機関が、低品質の薬剤を閉め出すのに機能していないことを指摘している。ウガンダのpublic sectorの薬剤は全て、品質検査をパスしたものの、セネガルの薬剤の40%がパスしなかった。寄付された薬剤の品質検査を行っていない国も複数あり、それらの国々はただ受け取るだけで済ませていると、指摘した。アフリカには、中国製品を受け入れて、その後、公的機関でunacceptable であることが判明した国もある。最初に、すでに耐性の生じているsulfadoxine-pyrimethamineと、アルテミシンとの合剤、合計444検体について、現地で目視と基本検査によるスクリーニングを行った。Sulfadoxine-pyrimethamineは、主に妊娠女性の予防治療として、今も使用されている... [Mod.注-....原文参照願います] |
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