感染症速報詳細

記事日付 20100215
タイトル インフルエンザ パンデミック(H1N1) -世界各国(16):小児の心筋炎
国名 世界各国    
感染症名 インフルエンザパンデミック
概要 パンデミック(H1N1) 2009 インフルエンザH1N1インフルエンザAウイルスによる劇症心筋炎
Fulminant Myocarditis Associated With Pandemic H1N1 Influenza A Virus in Children
和文 http://content.onlinejacc.org/cgi/content/full/j.jacc.2010.01.004v1
急性心筋炎は、まれであるものの、多くのウイルス感染においてよく知られている症状の1つであり、様々な臨床像を示す。劇症型の心筋炎では、致死性不整脈、房室ブロック、または種々の心原性ショックが見られる。インフルエンザ感染に心筋病変が伴う割合は、0から11%におよぶ。劇症心筋炎はまれな合併症であり、典型例としては、循環虚脱のある患者や、インフルエンザ関連の死亡患者の剖検で診断される。いくつかの報告があるものの、真の発生頻度はよく判っていない。今回われわれは、これまでで初めてと考えられる、現在発生中のパンデミック H1N1 インフルエンザAウイルス感染に関連する、小児の間の急性心筋炎について報告する。30日間に4例の患者の発生があり、うち3例は劇症心筋炎により死亡もしくは危篤状態にあったと診断されている。2009年10月、Rady Children's Hospital San DiegoにH1N1インフルエンザAと診断されて入院した全ての患者について検討された。劇症心筋炎の診断には、心エコー、左室収縮機能の著明な低下による臨床症状、もしくは剖検時の心筋へのリンパ球浸潤を、診断基準とした。1ヶ月間に、H1N1インフルエンザA感染によりこの病院に入院した小児患者は、80人であった...以下、かなり長文です、原文参照願います。

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