感染症速報詳細

記事日付 20100213
タイトル 鳥インフルエンザ、ヒト-世界各国(12):WHO 2009年最新状況
国名 世界各国    
感染症名 鳥インフルエンザ
概要 世界の高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)患者の感染状況、2009年 
Update on human cases of highly pathogenic avian influenza A (H5N1)infection in 2009
和文 http://www.who.int/wer/2010/wer8507.pdf
厚労省検疫所 FORTH http://www.forth.go.jp/tourist/topics/topics10-02.html#06 より抜粋
2009年の1年間で、WHOに報告されたH5N1ウイルス感染の検査確定症例は、5ヶ国の73人である。
○この時期の地理的分布:カンボジア(1人)、中国(7人)、エジプト(39人)、インドネシア(21人)、ベトナム(5人)から報告されており、これらの国は、すべて以前にも報告された国です。これらの国では、家禽で、高病原性のH5N1ウイルスが流行していると考えられているが、カンボジアは例外で、家禽での感染は散発的に起こっている...
○性別・年齢分布...年齢範囲は、生後6ヶ月から57歳で、中央値は5歳...エジプトの患者は、全世界の53%を占めた。エジプトの患者の年齢は、他のどの国よりも若く、中央値は3歳で、患者の80%は10歳未満の小児だった。
○予後:2009 年の、全体としての死亡率は44%で、その前の2年間よりも低かったが、2005年の死亡率と同程度だった。死亡率は国によってかなり差があり、エジプトでは2003年以降、死亡率が最も低かった(10%)。すべての国で、10歳未満の死亡率は、10歳以上の死亡率に比べて低かった(10歳未満の死亡率は24%、10歳以上の死亡率は71%、オッズ比は7.8、95%信頼区間は2.7〜22.4)。
○検討:2008 年に比べ、2009年のH5N1患者数は、ほぼ2倍となり...死亡率は国によって違いがあるが、この格差を説明しうるものとして、暴露の型や強さ、受診行動、検査や治療の実施、あるいはウイルス株の病原性さえも含むかもしれまない...家族2人を含む、ヒト-ヒト間の持続的な感染のない3人の集団発生が、2009年に記録された...原文参照願います
[Mod.CP注-...]

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