記事日付 | 20100223 |
タイトル | デング熱-ラテンアメリカ |
国名 | ラテンアメリカ   |
感染症名 | デング熱 |
概要 | ラテンアメリカのデング熱 死者37人と200万人の感染 Dengue in Latin America leaves 37 dead and almost 2 million affected individuals |
和文 | http://espanol.news.yahoo.com/s/20022010/54/n-world-dengue-latinoamerica-deja-37-muertos.html ラテンアメリカの各国政府当局は、国内のデング熱の拡大に備えている。2010年に約200万人の確定患者と37人の死亡患者が報告されている。コロンビアの死者は18人で、ブラジル保健省は、10年ぶりに優位となった1型デングウイルスへの注意喚起を行ったが、流行宣言には至っていない。ブラジルでは、ゴイアニアGoianiaの状況が最も深刻で、25000人以上の患者が発生し、死者5人が発生している。次いで、Mato Grosso (感染 15 300 人、死者 8 人), Mato Grosso do Sul (15 000 人、死者 2人の調査中), and the Federal District [Brasilia] (1400人以上の感染、死者2人)。 パラグアイでも、感染者477人が発生しており、1,2,3型デングウイルスの発生の可能性がある。アルゼンチンでは、465人の感染が確認されているが、ブラジルとパラグアイとの国境にあるミシオネス州で、12月以来の患者数428人と最悪の状況になっている。ボリビアでは、2週間前にSan Matias(ブラジル国境)で2才の女児がデング熱により死亡したことが確認されている。9つの区域のうち6区域で、800人以上の感染が疑われている。エクアドルは、1800人の患者を報告している。うち45例は出血型であった。公式発表は出されていないが、ペルー北部でも新たな患者が報告されており、特にPiura and La Libertad地方に多い。19人の感染が確定診断されている。中米では、ホンジュラスで、2010年初のデング熱による26才の男性の死亡が発生した。87例の患者が確認されている。コスタリカで426人、ニカラグアで180人、サルバドルで1294人のデング熱と28人のDHF、メキシコでは691人の患者が報告されている。パラグアイからの患者報告はなく、チリでは、1961年のベクター駆除宣言以降、当局が輸入例とする、散発的な患者発生が確認されているだけである。キューバでは、53件の感染流行が発生したが、うち43件は輸入例で、いずれも終息した。PAHOは、2009年疫学第45週[2009年11月8-14日]までの南北アメリカから報告されたデング熱患者数を、853468人と報告した。うち20832人はDHF、326人が死亡患者であり、地域内の致死率は1.56%となった。 |
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