記事日付 | 20100224 |
タイトル | マラリア-カンボジア |
国名 | カンボジア   |
感染症名 | マラリア |
概要 | カンボジアでマラリア感染急増 Sharp rise in malaria infection in Cambodia |
和文 | http://khmerization.blogspot.com/2010/02/sharp-rise-in-malaria-infection-in.html この1年間に、カンボジアではマラリア患者数が1/3の増加を見せている。当局によると、マラリアによる死亡および患者数が急増しており、マラリアの中心的な専門家は、2009年の死者が279例と、2008年から1/3(33%)増になったことを明らかにした。感染者は、58000人からおよそ8万人に増加したと述べた。昨年は雨期の訪れが早く、蚊帳の配布が遅れた。森林地帯に出かける人の数も増え、マラリアに接触するリスクが高くなっていた。今回の患者数の増加は、この10年間に見られたマラリア感染と死亡の減少傾向に逆行するものである。 [Mod.EP注-メコンMekong regionのマラリア感染状況についての最近のレビュー( Malaria trends and challenges in the Greater Mekong Subregion. SE Asian J Trop Med Pub Hlth 2009;40:674-91)。この論文では、過去10年間のマラリアによる死亡と患者数が激減していることが強調されていた。この地域のマラリアは、 forested/forest-fringe(周囲) areas に集中して発生している。この報告では、このような地域への人の移動が増えている点を指摘している。また、カンボジア-タイ国境では、熱帯熱マラリアの治療法として、artemisinin-based combination therapies (ACTs) の有効性が低下していることも報告されている。偽薬や低品質の抗マラリア薬が、マラリアの持続的な感染伝播を助長している...] |
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