記事日付 | 20100301 |
タイトル | ライム病-ロシア(KAKUGA KG) |
国名 | ロシア   |
感染症名 | ライム病 |
概要 | 2009年に148例の患者が報告されている |
和文 | http://www.regnum.ru/news/1255093.html Kaluga oblastの衛生担当医師は、ライム病Lyme Diseaseの発生状況は、今も満足できるにないと述べた。2009年に報告された患者は148例で、人口10万人あたりの発生頻度は14.72例となる。同医師はこの増加を、ガーデニング、観光地開発および常在地域の都市化が原因と見ている。この地域にある無許可のゴミ捨て場landfills も原因の1つと見られている。ゴミが、ノミを運ぶ齧歯類のエサ場となる。これらの要因が1つになって、感染発生の起爆剤となった。2009年に調査されたダニの15.7%がライム病を保有していた。ダニ刺咬の患者数は、2008年の1760件から、2009年には2307件に推移している。専門家は、土地のダニ駆除剤の使用レベル(範囲?濃度?)が不十分としている。2009年のロシア国内のライム病発生率は、全国平均で人口10万人あたり6.82人(9686件)と報告されている。最も発生率が高いのは、Ural and Northwest federal okrugs [districts].であった。 [Mod.NP注-Lyme disease は、 72 federal administrative divisions of Russia (out of 83).に常在している。The area of Lyme disease の分布域は、 tickborne encephalitis.よりも広い。最も一般的なベクターは taiga ticks (_Ixodes persulcatus_) と forest ticks (_Ixodes ricinus_)である。The taiga ticks はより疫学的重要性を有しており、西はレニングラードLeningrad と ノブゴロドNovgorod regions から東の Southern Sakhalin にまで生息する。ダニの自然感染保有率は3-90%とされている。最も感染が起こりやすい状況は、労働年齢人口や学童の、森林への旅行や庭での仕事である。] [Mod.ML注-米国内で調査された常在する10州における、2003-2005年の3年間の年間平均発生率は、人口10万人あたり29.2例で、the Healthy People 2010が目標としている、新規の9.7例のおよそ3倍であった。CDCが毎年全米で新たに報告する患者数は、およそ2万人で、おおまかに人口10万人対6.6人となる。20061027.3063で述べられたように、米国内のライム病発生率は、驚くほどロシアのそれに一致している。この投稿のMod.MSのコメントに以下の部分がある:insecticidal spraying with sulfur(硫黄) or sulfur compounds(硫黄化合物)は時代遅れの方法である。 Acaricides (i.e. insecticides used to control ticks=ダニ駆除剤) には通常、organophosphates(有機リン), carbamates(カルバミン酸) or pyrethroid(ピレスロイド系) insecticides 殺虫剤が使用されており、主にウシその他の家畜のダニを対象に、獣医学上の用量をもって用いられる。 ダニの生息場所を把握することは困難なため、Lyme disease の伝播に関係するダニに対してスプレーすることは適当ではないと考えられている。 personal protection.としては、適切な昆虫忌避剤の使用がより望ましい] 地図 Kaluga oblast : the central Russian uplandの北西端で、モスクワ Moscowの南西にあたり、人口はおよそ100万人。40%の土地が混合林に被われ、基幹産業は自動車製造、原子力発電、酪農、養豚、ポテトとflax 麻の栽培であるhttp://en.wikipedia.org/wiki/File:Map_of_Russia_-_Kaluga_Oblast_(2008-03).svg |
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