記事日付 | 20100228 |
タイトル | Q熱-オランダ(17):海外の対応 |
国名 | オランダ   |
感染症名 | Q熱 |
概要 | オランダQ熱の国内外の対応 |
和文 | [1] オランダで発生中のQ熱流行 Ongoing outbreak of Q fever in the Netherlands: HAIRS group considers risk for UK http://www.hpa.org.uk/hpr/archives/2010/news0810.htm#qfnl 以前は年平均17例の患者しか報告されていなかったオランダのQ熱は、2007年に168人と増え、2008年に1000人、2009年には2000人以上となった。最も感染が多いのは、南部の農業が盛んなNoord Brabantだが、周辺地域からも患者が報告されている。Q熱は現在、合計73か所のヤギ農場と、2か所のヒツジ農場から報告されている。オランダのQ熱の疫学の特殊性は、人口の多い地域の近くでヤギの集約農業が行われていることと最も関係が深い;オランダ国内の対策、the European Centre for Disease Prevention and Control (ECDC)によるリスク評価、英国内The Human Animal Infections Risk Surveillance (HAIRS)で行われている対策、以下原文参照願います [2] ドイツ国内の酪農施設における、ミルクタンクの検査 Bulk tank milk testing in German dairy plants http://www.agd.nl/1095664/Nieuws/Veehouderij/Tankmelkonderzoek-bij-Duitse-melkveebedrijven.htm ドイツの Cleves [Kleve, デュッセルドルフ Dusseldorf北西, オランダ国境からは8km以内]郡獣医学当局は、Q熱対策を発表した。直接市場にミルクを出荷する施設に対しては、bulk tank milk Q sampling for Q fever testingの導入を義務づけた。感染が除外されるまで、その施設からの直接の市場への出荷は差し止められる。Clevesでは、今のところ感染は確認されていないものの、ドイツ政府当局は、猛威を奮っているオランダから、国境を越えてQ熱の細菌が持ち込まれることを警戒している。 [3] オーストラリアでのQ熱ワクチン接種事業 達成半ば Q fever vaccination unfinished business in Australia ハイリスク集団、特に食肉処理業者らのQ熱発生に著しい効果を示した、オーストラリアで短期間に行われた全国Q熱ワクチン計画は、まだ完了していない。2006年にオーストラリア国内で報告されたQ熱の症例は400例以上で、最も人口の多いニューサウスウェールズNew South Wales州で2007年の1年間に人口10万人あたり3.15人[215人]の感染が発生している。これらの患者は、有効なワクチンが使用されたにもかかわらず発生した。オーストラリアのワクチン接種事業は短期の介入で、公衆衛生の歴史上、システムの変革を伴わない期間限定の介入は、持続しないことが多い... [Mod.AS注-...] |
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