感染症速報詳細

記事日付 20100707
タイトル ペスト、ヒト:-ミャンマー(Yangon YA)
国名 ミャンマー    
感染症名 ペスト
概要 ミャンマー、ヤンゴン市内でペスト患者が発生。死亡例なし。(未確定情報)
和文 数字は明らかにされていませんが、ビルマ保健省によると、ヤンゴン(旧ラングーン)の住民にペストと診断された患者が出たとのことです。
MOHの疫学研究者は匿名であることを希望しつつ、The Irrawaddy(*Myanmerのニュース雑誌)に対して、2010年6月にヤンゴン市内でペストへの罹患者が数名(some)発見されたが、MOHによる治療によって全員が生存したと伝えました。「これは、この数十年中ヤンゴン市内でペストが見つかった最初の例である。」とのことです。

MOHはペストの診断に関しては公的な声明を出しておりません。
NaypyidawのMOH担当官によれば、MOHおよび他の省庁がペスト予防のためにネズミの根絶計画を策定し、実行しているということです。「いくつかの部局でネズミ根絶計画を内密に行っている。」とのことです。ヤンゴン市共同委員会はネズミ根絶のために特別部門を作り、毎日何万というネズミを殺しているとのことです。

報告によると、MOHは検査室レベルの実験によって、Naypyidawから南へ移動するネズミが、ペストのような伝染性疾患の細菌を運んでおり、MOHが疾患が広がった場合に備えて治療計画を立てているとのことです。
情報筋によるとNaypyidawの政府職員に対して、ペスト注意喚起プログラムが開始されました。
国営新聞は、最近ペストがノミによって人に感染する可能性があると警告していますが、新聞にはヤンゴン市内ですでに感染者が出たということは伝えられていません。家畜繁殖および獣医学局(LBVD)の職員は、ネズミの死骸を見つけた人は、検査のために死骸を最寄りのLBVDに届けるようにと言っています。

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