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●検疫業務
検疫とは、国内に常在しない感染症の病原体の国内侵入及びまん延を防止するため、海港や空港で人、貨物及び乗物の検査を行い、必要な措置をとることをいいます。検疫所では、検疫法に基づき、海外から来港する船舶や航空機の検疫、海外の感染症情報の提供及び予防接種等の申請業務を行っています。
船舶・航空機の検疫
新
検疫所の対象となる感染症が
検疫感染症
として法律で定められ、それにはエボラ出血熱をはじめ種々の感染症が指定されています。
検疫に際しては、検疫前の通報及び船内または機内の衛生状態等を示した明告書等の提示を受け、これらの感染症の病原体による汚染のおそれの有無を確認するとともに、検疫感染症の流行地から来航した旅客等については、健康状態に関する質問票の記入を求めています。書面または質問票による申告等で有症者が発見された場合は、医師による健康相談や問診、診察を行い、必要に応じて検査を実施します。また、重篤な感染症の疑い患者については、入院を委託した感染症指定医療機関へ速やかに搬送し、隔離・停留・消毒等の措置を行います。
なお、船舶の検疫方式には、港内の検疫区域に停泊させ検疫官が船舶に乗り込んで行う錨地検疫、岸壁に着岸させて行う着岸検疫、さらに船舶からの事前通報を審査して行う無線検疫があります。また、航空機の検疫方式には、入国エリアの所定の場所で行うブース検疫、到着した航空機に乗り込んで行う機内検疫があります。
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入国手続きの流れ
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業務実績
感染症情報の提供
厚生労働省検疫所では、海外渡航者、旅行業者及び医療従事者向けに
FORTHホームページ
で海外における感染症情報や医療情報を提供しています。
福岡検疫所においても、WHO(世界保健機関)や医学関係団体等から感染症情報を収集し、ポスター、パンフレットを媒体として海外渡航者等に提供しています。
予防接種業務・健康相談業務
海外でかかる感染症を予防するため、福岡検疫所及び管内支所では海外へ渡航予定の方からの健康相談を受け付けています。
予防接種については現在当所では行っていませんが、過去に当所で発行した黄熱予防接種証明書の再発行業務を行っています。
また、予防接種実施機関については以下のサイトをご案内させていただいております。
予防接種実施機関検索(FORTHホームページ)
https://www.forth.go.jp/moreinfo/vaccination.html
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