アフリカにおける黄熱に対する出入国監視体制強化について

 アフリカの一部地域で、黄熱の流行に対応して出入国監視体制を強化しているとの情報があります。

 在ケニア日本国大使館から、アフリカの一部の地域で黄熱の流行が発生していることに関連し、ケニアの一部では出入国検疫が強化されていることが報じられています。
 ケニア保健省からの入国検疫所のスクリーニング監視体制強化について具体的に通達はないものの、黄熱に対する陸路の国境間の監視が強化され、特に、ケニア・タンザニア国境については陸路でケニアに入国する際には、外国人に対しても邦人も含む黄熱予防接種証明書イエローカード)の提出が求められているとのことです。

 在ウガンダ日本大使館からも、5月16日付けの「ウガンダにおける黄熱感染者の発生」の海外安全情報において、ウガンダ保健省が出入国時の検疫強化について「ウガンダに入国及び出国する際には、全ての旅行者に対して黄熱予防接種証明書イエローカード)の提出を求める」ことの注意が喚起されています。

 黄熱の発生状況の変化にともない、流行の発生している国およびその周辺の国では、黄熱に対する検疫の対応が変わる可能性があります。また、入国の権限はそれぞれの国に属しています。渡航される方は、最新の情報、特に、入国を予定している国の情報およびその国の大使館や領事館からの情報に十分に注意してください。

 黄熱予防接種証明書(イエローカード)は、接種10日後から有効となります。また、複数の予防接種を接種する場合は適切な接種間隔等に留意して接種計画を立てる必要があります。特に、黄熱のような生ワクチンの接種には接種間隔への留意が必要です。ご注意ください。

 検疫所では、出国時および入国時の諸注意に関するリーフレットを用意しております。こちらも合わせて、ご利用ください。
 黄熱・出国用リーフレット.pdf
 黄熱・入国用リーフレット.pdf

FORTH 感染症情報

参考情報

在ケニア日本国大使館
(新着情報5月20日 関係記事)http://www.ke.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000656.html
(新着情報サイト)         http://www.ke.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

ケニア保健省
Division of Disease Surveillance and Epidemic Unit in Ministry of Health Mr. Irura
Mobil: (+254) - 732-353-535
http://www.health.go.ke
http://www.health.go.ke/?p=901
http://www.health.go.ke/?p=1022

在ウガンダ日本国大使館 http://www.ug.emb-japan.go.jp/index_j.htm
海外安全情報 5月16日掲載 関係記事
ウガンダにおける黄熱感染者の発生
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo.asp?infocode=2016C138

外務省 海外安全ホームページhttp://www.anzen.mofa.go.jp
海外安全情報 5月20日 関係記事
アフリカにおける黄熱の流行(黄熱ワクチンを接種し、渡航時には忘れず接種証明書を携行してください。)
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo.asp?infocode=2016C149

                                 2016年5月10日掲載  2016年5月31日更新