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オーストラリア、ビクトリア州におけるロスリバーウイルス、バーマ森林ウイルスの増加

フランス公衆衛生院 2011年3月3日

オーストラリアで、通常より早期の、ロスリバーウイルス(Ross River virus)感染症とバーマ森林ウイルス(Barmah Forest virus)感染症の季節性増加があることが報告されましたが(リンク *フランス公衆衛生院-フランス語)、現在、南オーストラリア州でロスリバーウイルス感染症が、また、ビクトリア州でバーマ森林ウイルス感染症が、異常な規模で急増加しています。
ここ数週間、引き続きバーマ森林ウイルス感染症が、国を通して、特にクイーンズランド州で、高頻度でみられています。
ロスリバーウイルス感染症の件数は、特にビクトリア州でかなり増加しており、ここ数年の流行ピーク時と比較すると、はるかに多い件数になっています。(グラフ参照)

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グラフ
ビクトリア州(オーストラリア)におけるロスリバーウイルス感染の月間感染数
(2005年1月から2011年2月 オーストラリア保健省 フランス公衆衛生院改編)


ロスリバーウイルスはオーストラリア、パプアニューギニア、ソロモン諸島で地域流行します。1979年から1980年に、流行は、クック諸島、フィジー、ニューカレドニア、サモア、ワリス、およびフチュナを含む太平洋諸国にまで達し、約50,000の症例が生じました。また、ウイルスはバヌアツでも流行していました。バーマ森林ウイルスの流行は専らオーストラリアに限られて報告されています。(「ロスリバーウイルス」、「バーマ森林ウイルス」をご参照ください。*フランス公衆衛生院-フランス語)

ほとんどの感染が南半球の夏および秋(通常1月から5月)の間に起こります。両方の感染症とも、流行のピークにおそらくまだ達していないと考えられます。

これらのアルボウイルスが再興してきたのは、南オーストラリアでの大雨、北部での洪水といった気候が、ベクターである蚊が大発生するのに寄与したことによると説明されます。
太平洋諸島に感染した症例が輸入されるリスクがあることに注意しなければなりません。

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ビクトリア州(オーストラリア)