ガボンでポリオ発生

フランス公衆衛生院 2011年3月3日

2011年2月25日に、ガボン保健当局によって野生型ポリオ1型の症例が、ガボン南東部のOgooué-lolo州で発生したことが報告されました(地図参照)。

ガボンでのポリオ発生地

この症例が発症したのは2011年1月15日でした。
現在のところ、制御手段が講じられているかどうか、また、このポリオ発生に対応してワクチン接種が実行されているかどうかについて、詳細報告はえられていません。

これ以前にみられたガボンでのポリオの最後の症例は、WHOによって1996年に報告されました。
2010年10月上旬から、ポリオ(野生型ポリオ1型)のアウトブレイクがコンゴ共和国内のガボン国境部に起こっており、約300症例が実験室で確認されています。
現在のところ、私たちはこのガボンのウイルス株について、型に関する詳細情報をえていません。 仮説として、コンゴ共和国を介してウイルスが導入された可能性があります。