鳥インフルエンザ流行状況-バングラデシュ

WHO(GAR) 2011年03月16日

バングラデシュ人民共和国政府保健福祉省(The Ministry of Health and Family Welfare)、は、鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスの人への感染を1症例で確認しました。この症例は、バングラデシュ伝染病研究所(IEDCR)およびICDDR,B(International Centre for Diarrhoeal Disease Research, Bangladesh)が運営している、インフルエンザ定点サーベイランスセンターによって検出されました。

症例はダッカKamalapurの16か月の女児です。患者は、3月8日のインフルエンザ定点サーベイランスの際に、咳嗽と発熱を呈していましたが、その後回復しました。

詳細な疫学的調査と接触者の追跡が、IEDCR、ICDDR,B、およびバングラデシュWHOの疫学関係者のチームによって行われています。

この症例はバングラデシュ伝染病研究所(IEDCR)でA(H5N1) に感染していると確認されました。

WHOに報告された鳥インフルエンザ確定例(2011年3月16日現在)

症例数(死亡数)

年度アゼル
バイジャン
バングラデシュカンボジア中国ジプチエジプトインドネシアイラク
20030001(1)0000
200400000000
2005004(4)8(5)0020(13)0
20068(5)02(2)13(8)1(0)18(10)55(45)3(2)
2007001(1)5(3)025(9)42(37)0
200801(0)1(0)4(4)08(4)24(20)0
2009001(0)7(4)039(4)21(19)0
2010001(1)2(1)029(13)9(7)0
201101(0)3(3)0011(4)3(3)0
累積数8(5)2(0)13(11)40(26)1(0)130(44)174(144)3(2)
年度ラオスミャンマーナイジェリアパキスタンタイトルコベトナム総計
20030000003(3)4(4)
2004000017(12)029(20)46(32)
200500005(2)061(19)98(43)
200600003(3)12(4)0115(79)
20072(2)1(0)1(1)3(1)008(5)88(59)
20080000006(5)44(33)
20090000005(5)73(32)
20100000007(2)48(24)
2011000000018(10)
累積数2(2)1(0)1(1)3(1)25(17)12(4)119(59)534(316)