鳥インフルエンザ流行状況-エジプト

WHO(GAR) 2011年03月29日

エジプト保健省は、3名の新たな人鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルス感染の確定例を公表しました。

第1の症例はSuez県の38歳の男性です。この患者は3月8日に症状がみられ始め、3月12日に入院し、3月13日に死亡ました。

第2の症例はGiza県の28歳の女性です。この患者は3月8日に症状がみられ始め、3月10日に入院しました。状態は安定しています。

第3の症例はBehira県の4歳の男児です。この患者は3月5日に症状がみられ始め、3月7日に入院しました。病状は回復し、3月12日に退院しました。

感染源の調査により、それぞれの症例が鳥インフルエンザにかかっていたことが疑われる、病気や死んだ家禽への暴露を受けていたことがわかりました。

症例は、WHOのグローバル・インフルエンザ・サーベイランス・ネットワーク (GISN)の国立インフルエンザセンターである、エジプト中央公衆衛生試験所で確定されました。

エジプトで確認された133例の患者の内、45例が致死的でした。