鳥インフルエンザ流行状況-エジプト

WHO(GAR)  2011年04月06日

エジプト保健省は、4名の新たな鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルス感染の確定例を公表しました。

第1の症例は、Behaira県の1歳の男児です。この患者は2月14日に症状がみられ始め、2月16日に入院しました。その後回復し、2月22日に退院しました。

第2の症例は、Behaira県の3歳の女児です。この患者と上記の患者は、同じ地域に在住していましたが、異なる村で生活しており、親戚ではありませんでした。この患者は3月10日に症状がみられ、3月12日に入院しましたが、回復し3月18日に退院しました。

第3の症例は、Alexandria県の34歳の女性です。この患者は3月9日に症状がみられ始め、3月15日に入院しました。現在も入院治療中ですが、状態は安定しています。

第4の症例は、Kafr El-Shaikh 県の30歳の女性です。この患者は3月7日に症状がみられ始め、3月15日に入院しましたが、回復し、3月27日に退院しました。

感染源の調査により、これらの症例はすべて、鳥インフルエンザにかかっていたことが疑われる、病気あるいは死んだ家禽への暴露を受けていたことがわかりました。

これらの症例は、WHOのグローバル・インフルエンザ・サーベイランス・ネットワーク(GISN)の国立インフルエンザセンターである、エジプト中央公衆衛生試験所で確定されました。

エジプトで確認された137例の患者の内、45例が致死的でした。