2010年12月07日更新 アジアとインド洋地域におけるチクングニア熱の流行状況

チクングニア熱は、ウイルスに感染した蚊に刺されることによって起こる、発熱、関節痛などを起こす病気です。アフリカ、アジアの熱帯、亜熱帯地域でみられます。現在、アジア、インド洋地域ではチクングニア熱の発生が続いています。命にかかわることはほとんどありませんが、倦怠感や関節痛、関節炎が長引くことがあります。

流行状況

2009年マレーシア、タイ、インドネシア、フランス領レユニオン島などでチクングニア熱の流行が確認され、現在も続いています。2010年にはフランス、インド、中国でチクングニア熱に感染した人、疑われている人が報告されています。これらの地域を旅行される方は、旅行地域についての情報を入手してください。

蚊に刺されないための対策


特別な薬やワクチンがないことから、蚊に刺されないように注意してください。
・可能な限り、しっかりと網戸がとりつけられているかエアコンが備わった、また、蚊をしっかりと駆除しているホテルやリゾートに滞在してください。ホテルの網戸設備が十分でないようならば蚊帳(かや)をご使用ください。蚊取り線香も有効です。
・長袖のシャツ、ズボンを着て、できるだけ皮膚の露出部を少なくするようにしてください。
・屋外にでかける場合や網戸が備わっていない建物では、ディート(DEET)などの有効成分が含まれている虫よけ剤を、皮膚の露出部につけてください。使用する場合には、必ず添付文書にかかれた使用法を守ってください。日焼け止めを使う場合は、虫よけ剤を使用する前に日焼け止めをつけてください。
・子どもとくに乳児への虫よけ剤の使用については、小児科医にご相談ください。虫よけ剤が使用できない場合、ベビーカーにぴったりと合う蚊帳でベビーカーをおおってください。

心配な場合には早めの受診を

海外で熱が出たら、できる限り早く医療機関を受診してください。デング熱やマラリアなど蚊でうつる他の危険な病気も流行している場所もあり、しっかりと区別して治療を受ける必要があります。
流行地域からのご帰国の際に、熱や心配な症状のある方は検疫所の担当者にお申し出ください。

仮訳文

感染症別情報