2012年01月05日更新 フィリピンでレプトスピラ症が流行しています。

レプトスピラ症は細菌による感染症で、感染した動物、特にネズミ、犬、家畜の尿が、水や土壌を汚染し、それが体の傷や粘膜に接触することで感染します。抗生物質による治療が有効ですが、始めは発熱、頭痛、筋肉痛といった、さまざまな病気でみられる症状が主であるため、なかなか診断されないことがあります。重症な場合(ワイル病)、肝臓や腎臓が侵され、死亡率が高くなります。

保健省の発表によりますと、2011年12月の台風の影響を受けたフィリピン国内、特にミンダナオ島北部地域で、レプトスピラ症感染者が増加しているそうです。
2011年12月29日から31日の間に、当該地域内のカガヤンデオロ市で200名が入院ないし転院してきています。台風発生時、症例の99%が避難所に滞在していなかったとのことです。
患者は、カガヤンデオロ市で128名発生しており、5名が死亡しています(致死率3.9%)。患者の年齢は1歳から75歳で、大多数は男性(81%)でした。レストスピラ症に感染した人の大半は、洪水の水の中を泳いだり、歩いたりしていました。

台風の影響で浸水している地域は減少してきていますが、今なお注意が必要です。旅行者がレプトスピラ症にかかるリスクは高くありませんが、洪水が起きている地域に長期間滞在する場合など、水、泥に長期間触れるような場合に、リスクが高くなります。このような場合には、直接皮膚が水や泥に触れないような服装をしてください。

リンク

感染症情報(FORTH) レプトスピラ症 (ワイル病)

出典

Philippine Information Agency
http://www.pia.gov.ph/?m=7&r=r10&id=70711