2012年01月23日更新 ベトナムで新たな鳥インフルエンザの患者が報告されました。

2012年1月20日に公表されたWHOの情報によりますと、ベトナム保健省は新たに鳥インフルエンザA (H5N1)患者1例を報告しました。

患者は、キエンザン省(Kien Giang Province)に住む18歳の男性です。2012年1月10日に発症し、1月14日に入院しましたが、1月16日に死亡しました。1月17日、ベトナムのホーチミンシティにあるWHO国立インフルエンザセンター、パスツール研究所でインフルエンザA(H5N1)の確定検査が判明しました。

患者はカモに曝露していました。ホーチミンシティパスツール研究所や地元の保健セクターでは、アウトブレイクの調査と対応を行っています。ベトナムではこれまでに120人の症例が確定診断され、そのうち60人が合併症により死亡しています。

また現地情報によりますと、中国南西部の貴州省で患者の発生があったようです。

現地にご滞在の際は、鳥がたくさんいる場所で鳥に直接触ったり、病気や死んだ鳥に近寄らないようにしましょう。

出典

WHO(GAR)Avian Influenzasituation in Viet Nam-update
http://www.who.int/csr/don/2012_01_20/en/index.html