2012年05月14日更新 ペルーでレプトスピラ症が流行しています。

レプトスピラ症は細菌による感染症で、感染した動物、特にネズミ、犬、家畜の尿が、水や土壌を汚染し、それらを介して感染します。抗生物質による治療が有効ですが、始めは発熱、頭痛、筋肉痛といった、他のさまざまな病気でもみられる症状が主であるため、なかなか診断されないことがあります。重症な場合、肝臓や腎臓が侵され、死亡率が高くなります。

2012年5月11日に公表された米国CDCの情報によりますと、ペルー国内の、特にロレート(Loreto region)で洪水が発生したことにより、レプトスピラ症が流行しているとのことです。この洪水は、過去20年間に、この地域で発生した洪水の中で最悪のものです。今年に入り、これまでに、300人を超えるレプトスピラ症患者と、レプトスピラ症に関連した3人の死亡例が報告されています。保健当局は、人々に感染を予防するための対策を取るよう警告しています。

レプトスピラ症を予防するためのワクチンはありません。洪水の起こった地域に渡航する場合には、以下のことに注意してください。

・ 洪水、湖、河川、沼の水が口に入らないように注意してください。
・ 洪水の中や、汚染されているような地域を歩く場合には、身体を防護するための服を着てください。特に、裸足で歩くことは避け、必ず履物を履いてください。
・ 特に、切り傷や擦り傷がある場合には、水害地を歩くことを避けてください。
・ 動物の尿で汚染された環境との接触を避けてください。
・ 渡航する前に、医師の診察を受け、レプトスピラ症を予防するために薬を飲んだ方がよいか、相談してください。受診時に、現地での活動予定を伝えてください。

詳しくはこちらをご覧ください。

出典

CDC  Travelers’ Health  Outbreak Notice  Leptospirosis in Peru
http://wwwnc.cdc.gov/travel/notices/outbreak-notice/leptospirosis-in-peru.htm