2012年11月22日更新 チリで髄膜炎菌性髄膜炎の患者数が増加しています

 チリ保健省から公表された情報によりますと、チリで血清型W-135の髄膜炎菌による髄膜炎菌性髄膜炎の患者数が増加しています。今年は全国で、11月17日までの間に48人の確定患者が報告されています。昨年、1年間に報告された患者数は21人であり、今年は患者数2倍以上に増加しています。

 これまでのところ、患者が発生しているのは、15州のうち6州に限られていますが、患者の81%(39人)は首都州に集中しています。首都州の罹患率は人口10万人対0.6であり、国全体の罹患率(人口10万人対0.3)の2倍であり、最もリスクの高い地域となっています。

 報告されている患者の年齢は3か月から93歳です。患者の半数は5歳未満であり、そのうち10人は9か月未満です。5歳から19歳までの患者が5人、20歳以上の患者が19人報告されています。また、患者の60%(29人)は男性です。

 11月17日までの間に10人の死亡者が報告されており(死亡率21%)、一般的に考えられている死亡率(10%から15%)よりも高くなっています。死亡者の年齢分布は6か月から93歳です。また、死亡者の70%が男性です。さらに、死亡者の70%は首都州で発生しています。

  <患者発生地域>
     首都(RM)州(39人)、バルパライソ(Ⅴ)州(3人)、ラ・アラウカニア(Ⅸ)州(2人)、
     ロス・ラゴス(Ⅹ)州(2人)、アントファガスタ(Ⅱ)州(1人)、パリナコータ(ⅩⅤ)州(1人)

 チリに渡航される方は、手洗いや咳エチケットなどの一般的な感染予防のほか、渡航前に予防接種について医師と相談されることをおすすめします。また、現地の情報に注意してください。

感染症別情報:髄膜炎菌性髄膜炎

出典

Ministerio de Salud. Gobierno de Chile. Departmento de Epidemiologica.
Situación Enfermedad Meningocócica por Serogrupo w-135
http://epi.minsal.cl/epi/html/bolets/reportes/Meningitis/W135_Web_SE46A.pdf