2013年02月26日更新 南スーダンでE型肝炎が流行しています

 E型肝炎はE型肝炎ウイルスによって起こる病気で、主に汚染された飲料水から感染します。自然に治ることが多いですが、劇症肝炎に進展し、重症化することがあります。

 2月25日付で世界保健機関(WHO)東地中海事務局(EMRO)から公表された情報によりますと、南スーダンのマバン(Maban)郡にある難民キャンプで、最近、急性黄疸症候群(皮膚や眼の白い部分が黄色くなる症状)の患者数が急増しています。2月16日時点で、マバン郡にある5か所の難民キャンプから6,340人の患者が報告されており、このうち121人が死亡しています(致死率は1.9%です)。

 昨年第32週に報告された急性黄疸症候群の患者は、拡大予防接種計画(Expanded Programme on Immunization)の事業の中で、E型肝炎ウイルスの感染によるものと確定されました。

 最近の患者数の増加は、難民が過密状態にあることと、キャンプ内の水や衛生状態の悪化が続いていることによります。

 WHOはこの流行を抑えるために、国連難民高等弁務官事務所、国連の難民キャンプを管理する当局、国連児童基金(UNICEF)、地域の非政府組織と密接に連携しています。

感染症情報

出典

WHO EMRO  Update on hepatitis E in South Sudan, 25 February 2013
http://www.emro.who.int/surveillance-forecasting-response/surveillance-news/hep-e-sudan-february-2013.html

参考

最新ニュース(医療従事者向け) E型肝炎について (ファクトシート)
http://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/2012/08300931.html