2013年12月02日更新 ヨーロッパで麻しん患者が増加しています (更新2)

 11月29日付で公表された欧州疾病対策センター(ECDC)の情報によりますと、ヨーロッパで麻しん患者が増加しています。

 英国のウェールズでは、スウォンジ(Swansea)とニース(Neath)で新たに麻しんの患者が報告されました。この地域では、昨年11月から今年7月までの間に1,200人を超える患者が報告されました。新たな集団感染は、4つの学校で起こり、39人の患者が報告されました。今年の早い時期に集団発生が起こった期間に7万5,000人を超える人が麻しんの予防接種を受けましたが、10歳から18歳の年齢層で未接種者が3万人いると推計されており、その未接種者から新たな集団感染が発生し得ると懸念されています。

 オランダでは、麻しんの集団発生が続いており、11月20日時点で2,367人の患者が報告されました。麻しんの合併症によって1人(17歳女性)が死亡しました。先週、新たに63人の患者が発生し、このうち8人が入院しました。新たに報告された患者は複数の地域に広がっています。患者のほとんど(95%)が予防接種を受けたことがなく、多く(58%)は4歳から12歳の年齢層でした。15人の医療従事者が患者として報告され、このうち10人は予防接種を受けたことがなく、2人は2回の予防接種を受けており、3人は1回の予防接種を受けていました。

 ドイツでは、エルフトシュタット(Erftstadt)にある1つの学校で麻しんの集団発生が起こり、29人の患者が報告されました。ドイツでは、今年、11月25日時点で1,714人の患者が報告されました。患者が発生している州は、主に、ベルリン(Berlin)、バイエルン(Baravaria)、ノルトライン=ヴェストファーレン(Nordrhein-Westfalen)です。

 リトアニアでも麻しんの患者数が増加していると報告されています。ヴィリニュス(Vilnius)で35人の患者が報告されました。

 麻しんは予防接種で予防することができる病気ですが、予防効果を確実にするためには、2回の接種が必要です。麻しんにかかったことがない方で、麻しんの予防接種を受けたことがない方や、1回しか接種していない方、または予防接種を受けたかどうかがわからない方は、渡航する前に、早めに医師の診察を受けて、予防接種について相談してください。

出典

ECDC COMMUNICABLE DISEASE THREATS REPORT
Week 48, 24-30 November 2013
http://www.ecdc.europa.eu/en/publications/Publications/Communicable-disease
-threats-report-30-nov-2013.pdf

参考

FORTH 新着情報
ヨーロッパで麻しん患者が増加しています (更新1) (2013年10月28日)
http://www.forth.go.jp/topics/2013/10280944.html