2014年02月04日更新 鳥インフルエンザA(H9N2)に感染した患者の発生状況について 

 世界保健機関(WHO)の情報によりますと、WHOは中国から鳥インフルエンザA(H9N2)に感染した患者が2人発生したとの報告を受けました。

 1人目の患者は、香港から報告されました。86歳の男性で、香港市民であり、広東省深圳(しんせん)市に住んでおり、基礎疾患(持病)がありました。2013年12月28日に発症し、同日に病院に入院しました。この患者の周囲の調査では、患者の他にこのウイルスに感染した患者は発見されませんでした。家きんとの接触歴や、家きんによって汚染された環境との接触歴は報告されていません。

 2人目の患者は、湖南省の7歳の男児です。2013年11月19日に発症し、外来で治療を受け、11月24日に回復しました。12月31日、外来を受診中に採取された検体がインフルエンザA(H9N2)陽性となりました。調査の結果、この患者は家きんとの濃厚な接触歴がありました。この患者の接触者で、他の感染者は報告されませんでした。

 アジアと中東では、家きんの間で低病原性鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスが循環していることが知られています。最近では、2009年12月に香港でインフルエンザA(H9N2)ウイルスに感染した患者が報告されました。インフルエンザA(H9N2)ウイルスに感染した患者のほとんどが軽症でした。

 アジアと中東では、家きんの間でこのウイルスが循環しているため、今後も患者が発生したり、小規模な集団感染が発生したりすることが予想されます。しかし、このウイルスは人の間で効率よく感染せず、臨床症状は軽症であり、このウイルスが地域レベルで拡大するリスク公衆衛生上の影響は依然として低いです。

 患者が発生している地域に滞在する方は、鳥がたくさんいる場所で鳥に直接触ったり、病気の鳥や死んだ鳥に近寄ったりしないようにしましょう。

出典

WHO 
Influenza at the human-animal interface
Summary and assessment as of 24 January 2014
http://www.who.int/influenza/human_animal_interface/Influenza_Summary_IRA_HA_interface_24
January14.pdf