2014年02月05日更新 ジブチでマラリアが流行しています
マラリアは蚊に刺されることによって感染する病期で、感染してから6日以上の潜伏期間(症状のない期間)の後、発熱、寒気、筋肉痛、倦怠感(だるさ)などの症状が現れます。初期に治療を開始することが重要で、特に熱帯熱マラリアは、24時間以内に治療しなければ重症化し、死亡することもあります。
2月4日付けで公表された外務省の情報によりますと、ジブチでは、2013年12月以降、首都ジブチを中心にマラリアが発生・流行しています。ジブチへ渡航、滞在される方は、今後の情報に注意していただくとともに、蚊に刺されないよう対策をとってください。
蚊に刺されないための対策
- 可能な限り、しっかりと網戸がとりつけられているか、エアコンが備わっている、または、蚊をしっかりと駆除しているホテルやリゾートに滞在してください。蚊取り線香も有効です。
- 長袖のシャツ、ズボンを着て、できるだけ皮膚の露出部を少なくするようにしてください。
- 流行地域では屋外にでかける場合や網戸が備わっていない建物にいる場合には、ディート(DEET)などの有効成分が含まれている虫よけ剤を、皮膚の露出部につけてください。使用する場合には、必ず添付文書に記載されている使用法を守ってください。日焼け止めを使う場合は、先に日焼け止めをつけてから、虫よけ剤を使用してください。
- 子ども、とくに乳児への虫よけ剤の使用については、小児科医にご相談ください。虫よけ剤が使用できない場合、ベビーカーにぴったりと合う蚊帳でベビーカーをおおってください。
心配な場合には早めの受診を
- 海外で発熱などの症状が出たら、できる限り早く医療機関を受診してください。
- また、ご帰国の際に、発熱や心配な症状のある方は検疫所の担当者にご相談ください。帰国後に発症した場合や、症状が改善しない場合は、お近くの医療機関または検疫所にご相談ください。
- 医療機関を受診する時には、医師に、渡航先や渡航期間、渡航先での活動などについて、詳しく伝えてください。
感染症情報
出典
- 外務省海外安全ホームページ(2014年2月4日)
ジブチ:マラリアの流行
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo.asp?infocode=2014C041 - 在ジブチ日本国大使館
マラリアに関する注意喚起 (続報)(2014年1月28日)
http://www.dj.emb-japan.go.jp/j/ryouji_20140128.html