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2014年03月17日更新 フランス領ポリネシアにおけるジカウイルスの発生状況について (更新2)

 3月14日付けで公表された欧州疾病対策センター(ECDC)の情報によりますと、フランス領ポリネシアでジカ(Zika)ウイルスが流行しています。ジカウイルスは蚊に刺されることで感染します。

 フランス領ポリネシアでは、2013年10月上旬からジカウイルスの流行が始まりました。3月7日時点で、ジカウイルスに感染した疑いのある患者が8,633人報告されました。また、ニューカレドニアでは、3月11日時点で、201人の患者が報告されており、このうち169人が地域内で感染しました。さらに、ジカウイルスの流行はチリのイースター島を含む他の地域にも広がっています。イースター島では、3月7日時点で、ジカウイルスに感染したと確定された患者が1人、感染した疑いのある患者が40人報告されました。ジカウイルスの流行はクック諸島にも広がっています。クック諸島では、3月13日時点で、ジカウイルスの感染による症状に似た症状の患者が188人報告されており、このうち19人が確定患者です。最初の患者はタヒチから帰国した渡航者でした。サーベイランスの強化や蚊に刺されないための対策の推進を含む公衆衛生学的な制御が実施されています。

 フランス領ポリネシアの保健当局は、ジカウイルスの流行とともに、神経疾患や自己免疫性疾患が著しく増加したと報告しています。この地域では、デング熱も流行しています。他の地域では、これまでに神経疾患の合併は報告されていません。

 日本でも、ボラボラ島に渡航した2人が帰国後にジカウイルスに感染したと報告されました。

 フランス領ポリネシアへ渡航、滞在される方は、今後の情報に注意していただくとともに、蚊に刺されないよう対策をとってください。

蚊に刺されないための対策

可能な限り、しっかりと網戸がとりつけられているか、エアコンが備わっている、または、蚊をしっかりと駆除しているホテルやリゾートに滞在してください。蚊取り線香も有効です。

長袖のシャツ、ズボンを着て、できるだけ皮膚の露出部を少なくするようにしてください。

流行地域では屋外にでかける場合や網戸が備わっていない建物にいる場合には、ディート(DEET)などの有効成分が含まれている虫よけ剤を、皮膚の露出部につけてください。使用する場合には、必ず添付文書に記載されている使用法を守ってください。日焼け止めを使う場合は、先に日焼け止めをつけてから、虫よけ剤を使用してください。

子ども、とくに乳児への虫よけ剤の使用については、小児科医にご相談ください。虫よけ剤が使用できない場合、ベビーカーにぴったりと合う蚊帳でベビーカーをおおってください。

心配な場合には早めの受診を

海外で発熱などの症状が出たら、できる限り早く医療機関を受診してください。

また、ご帰国の際に、発熱や心配な症状のある方は検疫所の担当者にご相談ください。帰国後に発症した場合や、症状が改善しない場合は、お近くの医療機関または検疫所にご相談ください。

医療機関を受診する時には、医師に、渡航先や渡航期間、渡航先での活動などについて、詳しく伝えてください。

出典

ECDC
Communicable disease threats report, Week 11, 9-15 March 2014
http://www.ecdc.europa.eu/en/publications/Publications/communicable-disease-threats-report-15-mar-2014.pdf