2014年06月23日更新 太平洋地域での症状・疾患サーベイランス報告について (更新2) 

 公表されたWHO西太平洋地域事務局(WPRO)のサーベイランス情報によりますと6月15日第24週までに太平洋地域で以下のような症状の発生が報告されています。

下痢:マーシャル諸島、トンガ、サモア、フィジー、ソロモン諸島
インフルエンザ様症状:クック諸島、フランス領ポリネシア、フィジー、ツバル

<その他の更新>

  • 麻しん
    ・ミクロネシア連邦のポンペイ州、コスラエ州で麻しんが流行しています。
    ・パプアニューギニアでは2014年6月5日までに1,251人の麻しん確定患者が報告され、その65%は5歳未満の小児です。今年に入って、少なくとも5人の死亡者が報告されています。
  • 下痢
    ・ソロモン諸島で下痢の流行が続いています。ロタウイルスが流行の原因と確認されました。新しい流行が以前には発生のなかったいくつかの地域から報告されました。
    ・マーシャル諸島では下痢の流行が続いており、そのほとんど(44%)が5歳未満の小児です。
  • デング熱
    ・ソロモン諸島では2014年1月から2014年6月13日までに、総計で1,762人のデング熱疑い患者が報告され、1,500人が迅速検査を受け、282人が陽性でした(NS1またはIgM)。
    ・ナウルでは2014年6月18日までに236人の疑い患者が発生し、IgMのELISA法またはNS1/IgM迅速試験が実施され83人が陽性でした。症例数は減少し続けています。
    ・ニューカレドニアでは2013年9月から2014年6月13日までに324人のデング熱患者の報告がありました。
  • ジカウイルス
    ・ニューカレドニアではジカウイルスの発生が続いています。2014年6月6日までに1,374人の患者が発生しました。患者数は減少を続けています。

 関連地域へ渡航、滞在される方は、今後の情報に注意していただくとともに、蚊に刺されないよう対策をとってください。

蚊に刺されないための対策

可能な限りしっかりと網戸がとりつけられているか、エアコンが備わっている、または、蚊をしっかりと駆除しているホテルやリゾートに滞在してください。蚊取り線香も有効です。

長袖のシャツ、ズボンを着て、できるだけ皮膚の露出部を少なくするようにしてください。

流行地域では屋外にでかける場合や網戸が備わっていない建物にいる場合には、ディート(DEET)などの有効成分が含まれている虫よけ剤を、皮膚の露出部につけてください。使用する場合には、必ず添付文書に記載されている使用法を守ってください。日焼け止めを使う場合は、先に日焼け止めをつけてから、虫よけ剤を使用してください。

子ども、とくに乳児への虫よけ剤の使用については、小児科医にご相談ください。虫よけ剤が使用できない場合、ベビーカーにぴったりと合う蚊帳でベビーカーをおおってください。

心配な場合には早めの受診を

海外で発熱などの症状が出たら、できる限り早く医療機関を受診してください。

また、ご帰国の際に、発熱や心配な症状のある方は検疫所の担当者にご相談ください。帰国後に発症した場合や、症状が改善しない場合は、お近くの医療機関または検疫所にご相談ください。

医療機関を受診する時には、医師に、渡航先や渡航期間、渡航先での活動などについて、詳しく伝えてください。

出典

WPRO
Pacific sydromic surveillance report, Week 24, ending 15 June,2014
http://www.wpro.who.int/southpacific/programmes/communicable_diseases/disease_surveillance_response/PSS-15-June-2014/en/#