2014年06月30日更新 エジプトでマラリアの発生

 2014年6月26日付の米国疾病予防管理センター(CDC)の情報です。

 CDCはエジプトのアスワン州の村で地域内感染の三日熱マラリア患者が19人発生したという情報を受け取りました。最初の地域内感染患者は2014年5月後半に報告され、最近の患者は6月第2週に報告されました。

 CDCはエジプトアスワン州への渡航者に対し、マラリアを予防するために防蚊対策をとるよう推奨します。これらの予防対策には防虫剤、蚊に刺されないような服装、空調の効いた部屋、きちんとした網戸のある部屋、殺虫剤処理のされた蚊帳の中で寝る等が含まれます。

 エジプトはマラリアを排除し、これまでに地域内伝播による感染者が最後に報告されたのは1998年でした。アスワン州はナイル河の南部に沿った地域で、三日熱マラリアはスーダン移民と一緒にやってきたと思われます。

 エジプト保健省と地域政府、保健担当部門はアスワン州の発生地域での集中的なマラリア制御対策を決定しました。最近すべての村民に対してマラリアのスクリーニングを含む積極的なサーベイランスを実施し、必要な場合治療を完了させました。蚊制御対策は昆虫学的サーベイランスや環境管理を含んでいます。

 この注意は情報が入手されれば更新します。

蚊に刺されないための対策

可能な限り、しっかりと網戸がとりつけられているか、エアコンが備わっている、または、蚊をしっかりと駆除しているホテルやリゾートに滞在してください。蚊取り線香も有効です。

長袖のシャツ、ズボンを着て、できるだけ皮膚の露出部を少なくするようにしてください。

流行地域では屋外にでかける場合や網戸が備わっていない建物にいる場合には、ディート(DEET)などの有効成分が含まれている虫よけ剤を、皮膚の露出部につけてください。使用する場合には、必ず添付文書に記載されている使用法を守ってください。日焼け止めを使う場合は、先に日焼け止めをつけてから、虫よけ剤を使用してください。

子ども、とくに乳児への虫よけ剤の使用については、小児科医にご相談ください。虫よけ剤が使用できない場合、ベビーカーにぴったりと合う蚊帳でベビーカーをおおってください。

心配な場合には早めの受診を

海外で発熱などの症状が出たら、できる限り早く医療機関を受診してください。

また、ご帰国の際に、発熱や心配な症状のある方は検疫所の担当者にご相談ください。帰国後に発症した場合や、症状が改善しない場合は、お近くの医療機関または検疫所にご相談ください。

医療機関を受診する時には、医師に、渡航先や渡航期間、渡航先での活動などについて、詳しく伝えてください。

出典

CDC Malaria
Malaria Outbreak in Egypt, June 26, 2014
http://www.cdc.gov/malaria/new_info/2014/malariaegypt.htm