2014年06月30日更新 鳥インフルエンザA(H7N9)の発生状況について (更新47)

 6月27日付けで公表された世界保健機関(WHO)の情報によりますと、4月22-23日と25日に台北疾病予防管理センター(CDC)は、鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスに感染した患者が新たに2人発生したとWHOに報告しました。台北CDCからは第3、第4番目の鳥インフルエンザA(H7N9)の症例報告です。

 患者の詳細は以下のとおりです。

 ・4月22日に報告された症例は中国江蘇省南京市の44歳女性で、33人のツアー旅行として台北を訪
 れていました。4月12日に発症し南京市の病院を受診していました。患者には基礎疾患がありまし
 た。全身倦怠感と食欲不振がありましたが、4月17日に台北へ渡航しました。4月19日に台北で入院
 し4月20日にメディカルセンターへ転送されました。4月22日に確定診断されました。

 発症する1週間以内前に、患者は中国で、生きた家きんを扱う市場で食肉処理をしたニワトリを購入し調理していました。

 台北CDCは4月22日に他の32人のツアー客リストを入手しました;旅行団体は4月24日に出発地へ帰国しました。4月23日までに1人が発熱しました。

 ・4月25日に報告された患者はそれまでは健康だった39歳の男性で、台湾海峡を頻回に往復してい
 ました。4月19日に発症し4月23日に入院しました。4月25日に検査で確定診断されました。患者は3
 月31日から4月19日まで北京と江蘇省を訪れていました。中国滞在中の家禽との接触や生きた家禽
 を扱う市場への立ち寄りは否定されました。

台北CDCの取った対策は以下のとおりです:

1. 疫学的調査、濃厚接触者の後追い、健康監視

2. 原因不明の肺炎のサーベイランスと通常のインフルエンザ定点サーベイランスの強化、インフルエンザと鳥インフルエンザウイルスのサーベイランスの強化

3. 4月22日に報告された症例のさらなる調査のため、参加したツアーメンバーリストを中国本国の国家衛生・計画出産委員会(NHFPC)へ送付しました。4月25日に報告された症例のさらなる調査のため渡航歴を国家衛生・計画出産委員会(NHFPC)へ送付しました。

 中国に滞在する方は、今後の情報に注意していただくとともに、手洗いや咳エチケットをこころがけてください。また、鳥に直接触ったり、病気の鳥や死んだ鳥に近寄ったりしないようにしましょう。入国時に、発熱、咳、のどの痛みなどの症状がある場合は検疫所にご相談ください。

出典

WHO Global Alert and Response
Human infection with avian influenza A(H7N9) virus – update
http://www.who.int/csr/don/2014_06_27_avian_influenza/en/

参考

厚生労働省
鳥インフルエンザA(H7N9)について
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/h7n9.html

内閣官房
鳥インフルエンザA(H7N9)への対応について
http://www.cas.go.jp/jp/influenza/about_h7n9.html

国立感染症研究所
インフルエンザA(H7N9)~新着情報~
http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/a/flua-h7n9/3395-n7n9top.html