2014年09月11日更新 エボラ対応に関するロードマップ

 9月8日付けの世界保健機関(WHO)の情報によりますと、西アフリカにおけるエボラ出血熱の発生状況は以下のとおりです。

 ロードマップの体系に沿って、国別の報告は3つのカテゴリーに分類されます。それは、広範囲に及ぶ深刻な伝播が生じている国(ギニア、リベリア、シエラレオネ)、初期の症例が生じた国、あるいは局所的な伝播が生じている国(ナイジェリア、セネガル)1です。

1. 広範囲に及ぶ深刻な伝播が生じている国

 現在のエボラウイルス疾患の流行で、2014年9月6日の時点で4,269症例(可能性の高い症例、確定症例、疑い症例を含む)と2,288の死亡例が、ギニア、リベリア2、シエラレオネの保健省3によって報告されました。広範囲に及ぶ深刻な伝播が生じている国(ギニア、リベリア、シエラレオネ)では、症例の増加が加速し続けています。140911_WHO_ebola_table1.jpg

 下の地図は非常に重大な伝染が生じている各国の、すべての地域での症例の発生場所を示したもので、各地域のこれまでの症例数の累積と過去21日間に生じた症例数が区別できるように記載しています。赤い円は、9月5日以前の21日間に大部分の症例が生じていることを示しています。

エボラ発生マップ(2014年9月6日時点)140911_ebola_map.jpg

 以前症例が確認されていた8地域では、9月5日以前の21日間に症例の報告はありません。以前感染のみられていなかった2地域で、9月5日以前の7日間で最初の症例が報告されました。リベリアではRiver Gee地域で6例の疑い症例と3例の可能性の高い症例が報告されました。ギニアでは5例の確定症例と1例の疑い症例がコイヤ(Coyah)地域で報告されました。

2.初期の症例あるいは局所的な伝播が生じている国

 ナイジェリアでは21症例と8例の死亡例が報告されました。セネガルでは1症例が確定診断されましたが、エボラによる死亡例やさらなる疑い症例はみられていません。140911_WHO_ebola_table2.jpg

脚注
1 西アフリカでのエボラ流行に関連がなく、別個に生じたエボラウイルス疾患がコンゴ民主共和国で起きており、詳細情報を疾患流行ニュース(Disease Outbreak News)で参照することができます(リンク)。
2 リベリアについての情報は、2014年9月5日時点のものです。
3 報告されたデータは保健省によって報告された公式情報に基づいています。数値については、現在行われている再分類や後向き調査、検査結果が利用できるかどうかにより変更が加えられることがあります。

出典

WHO, Situation reports: Ebola response roadmap,
Situation report update-8 September 2014
http://apps.who.int/iris/bitstream/10665/132834/1/roadmapupdate8sept14_eng.pdf?ua=1