2014年11月26日更新 マリで新たに2例のエボラウイルス病患者を確認

 2014年11月25日付けで世界保健機関(WHO)から公表された情報によりますと、マリの保健省は新たに2例のエボラウイルス病患者が発生したことを確認しました。

症例の詳細
1例目:
 23歳女性。(首都バマコで感染が確認された)イマーム(イスラム教の大導師)の看護を担当し、11日に亡くなった看護師(25歳)の婚約者です。11月22日に感染が確認されました。
 彼女は11月19日に発症し、翌20日にバマコのエボラ治療センターに隔離入院しました。この施設は先週、開設されたばかりでした。

 先の看護師と彼女との関係から、もっとも濃厚な接触者にあたることは調査済みでした。彼女は病状経過の初期段階で発見されました。迅速な隔離対応により地域での暴露機会はかなり減らすことができました。

2例目:
 27歳男性。以前に感染が確認され、亡くなった患者家族のひとりです。母親ともう一人の兄弟もエボラで亡なっています。彼は11月19日に発症し、24日に新しく開設された施設に治療のために入院となりました。同日、検査で感染が確認されています。

毎日の観察下における接触者の確認は、報告される限り99%に達しています。セネガルとナイジェリアでの経験に基づけば、この達成率はマリでの流行の即時封じ込めに対して歓迎すべき働きです。

ギニアの健康局との協力体制の確立
 これまでのところ、第2の感染の波であった7例は、イマームとの接触と結びつけることができます。このイマームは10月17日に生まれ故郷であるギニアのKourémalé(クレマレ)村で発症し、25日にバマコのパスツール診療所にたどり着き、治療を受けていました。
 イマームは彼が発症した国ギニアの症例として分類されています。10月27日に、彼のご遺体は葬儀のためにクレマレ村に戻され、翌日、多くの参列者が彼の下に集うこととなりました。

 これら一連の出来事は、ギニアでも新たな感染伝播の連鎖を起こしました。この点については、現在、WHOの疫学者が調査中です。これらの患者のほとんどが11月半ばに症状を発現しており、いまも感染の伝播が続いていることを示しています。

 マリ保健省の担当者は、WHOとともに、感染制御への取り組みの調整を諮り、新たな患者がギニアから入り込む可能性を減らすための国境越え対応について話し合うために、ギニアの衛生保健担当者と会合を行う予定です。

出典

WHO, Ebola situation assessment, 25 November 2014,
Mali confirms 2 new cases of Ebola virus disease,
http://www.who.int/mediacentre/news/ebola/25-november-2014-mali/en/