2014年12月04日更新 スペインでのエボラ発生に対する終息の宣言

 12月2日に、WHOはスペインでのエボラ発生が終息したことを宣言しました。また、ウイルスの拡散を適切な対応で終息に導いたこの国をたたえました。

 2014年10月6日、スペインの国家リファレンス研究施設はアフリカ以外で初めてエボラウイルス病の人から人への感染が医療従事者の中で起きたことを確認しました。この医療従事者は、9月22日にシエラレオネから帰国したエボラウイルス病患者に治療を行っていたLa Paz-Carlos III病院の治療チームの一員でした。

 10月21日の時点で、この医療従事者は2回の検査陰性の結果を得て、エボラ感染から逃れることができたと認められました。2014年12月2日は、この医療従事者が検査陰性の結果を得てから42日目にあたります。この医療従事者のエボラウイルス陰性が確かめられた後、さらなる患者の発生はありませんでした。そのため、スペインでのエボラ発生の終息が宣言されました。

 スペインの規制当局はこの医療従事者と接触のあった87人を同定し、健康を監視していました。全員が積極的な対応下で監視に置かれ、15人のリスクの高い接触者はLa Paz-Carlos III病院で隔離されました。10月31日に、全員が21日間の健康監視期間が完了しました。

 さらに、彼女が病院に入院している間に、145人の病院の職員が接触することとなりました。彼らも積極的な監視体制の下で、エボラウイルス病を拡大させることなく21日間の健康監視期間を完了しました。

 WHOは、潜在する接触者を特定し、エボラウイルスの更なる拡大を防ぐ体制を整える対策をとったスペインをたたえました。これらの対策は、高リスク、低リスクの両方の接触者に徹底的な追跡を行ったこと、全ての接触者に毎日の積極的な健康監視を行ったこと、エボラウイルスに感染した患者の治療にあたる全ての医療従事者に個人防護具を正しく使う訓練と点検を行ったことが含まれています。

出典

WHO, Statement
WHO congratulates Spain on ending Ebola transmission, 2 December 2014
http://www.who.int/mediacentre/news/statements/2014/spain-ends-ebola/en/