2015年01月16日更新 流行が始まったヨーロッパのインフルエンザ

 2015年1月12日付けの欧州疾病予防管理センター(ECDC)の情報によりますと、ECDCはヨーロッパでもインフルエンザの流行期が始まったことを報じています。

 多くの国では、まだインフルエンザの活動が低い状態にあると報告されていますが、この3週間はインフルエンザの陽性検出率が10%を超え、この1週間は26%を超えました。増加が報告された国は、アイスランド、マルタ、オランダ、ポルトガル、スウェーデン、イギリスです。

 主に流行している型はインフルエンザA(H3N2)です。この型の今年のウイルスは、2014-2015年に用意されたインフルエンザ・ワクチンとは抗原性が少し異なっており、ワクチンの効果が弱まると考えられています。同時に、これまでのところは、抗インフルエンザ薬には感受性があることも分かっています。

 インフルエンザにはワクチンがありますが、これは感染したときの症状を和らげるための効果を狙ったものです。また、感染したときの抗インフルエンザ薬は48時間以内に投与すべきものです。自分自身にも、周囲のためにも、早めの受診が重要です。

 一番の予防手段は手洗いをしっかり行うことです。手洗いができない時はアルコールが含まれた消毒用ジェル等でも代用できます。感染したときのマスクは社会的にも、患者自身の咽頭保護にも有益です。

出典

ECDC Latest News. Influenza season has started in Europe. 12 January 2015
http://www.ecdc.europa.eu/en/press/news/_layouts/forms/News_DispForm.aspx?List=8db7286c-fe2d-476c-9133-18ff4cb1b568&ID=1149