2015年05月14日更新 イタリアでエボラ出血熱患者が確認されました

 5月13日付けで公表された世界保健機関(WHO)の報告によりますと、5月12日、イタリアで検査確定されたエボラ出血熱患者が確認されました。これはイタリア本土で発見された最初のエボラ出血熱患者です。

症例に関する詳細
 患者は医療従事者で、シエラレオネのエボラ治療センターでボランティアとして働き、帰国しました。患者は、5月7日に首都フリータウンから、カサブランカ経由で、ローマに飛びました。到着した患者は、2014年10月からの西アフリカのエボラ流行国から帰国した者に対する健康サーベイランス手続きの規則にしたがって、保健省と連絡をとっていました。ローマへの到着時には、患者はエボラ感染の症状をまったく示していませんでした。

 イタリアに帰国して72時間後の5月10日、患者に症状が現れました。患者は、そのまま自宅に待機し、5月11日に感染症病棟のあるSardinia(サルデーニャ)のSassari(サッサリ)病院に移送されました。5月12日に、臨床検体がローマにあるLazzaro Spallanzani(ラザロ・スパランツァーニ)国立感染症研究所(INMI)のリファレンスセンターで検査され、エボラ出血熱と確認されました。

 患者は、サッサリ病院からイタリア空軍の特別仕様の輸送機で、感染予防対策を確実に行いながら、ローマの国立感染症研究所に移送されました。

 飛行機を降りて72時間を過ぎてから症状が現れたため、飛行機の乗客の接触者追跡は必要ないと考えられています。

 患者の検査を行ったサッサリの病院の医療従事者たちは、個人用防護具が確りと準備されており、現在、彼らは患者との濃厚接触者と同じ扱いで健康監視下に入っています。

 イタリアのエボラ出血熱患者に関する今後のWHOからの情報更新はDisease Outbreak Newsからではありません。さらなる情報は、WHOの取り組みに関する更新情報を定期的に提供しているエボラ出血熱状況の報告で覧ることになります。 

出典

WHO. Global Alert and Response (GAR). 13 May 2015
Ebola virus disease - Italy
http://www.who.int/csr/don/13-may-2015-ebola/en/