2016年03月18日更新 エボラ出血熱終息に向けた状況レポート (更新6)

 2016年3月16日付けの世界保健機関(WHO)の情報によりますと、エボラ出血熱の発生状況は以下のとおりです。総患者数は28,639人(流行3か国で28,603人)、死亡者数は11,316人(同11,301人)で変わりありません。

註:情報を簡潔に伝えるために、ここでは全体の患者発生状況に内容を絞り込んでいます。原文では、要約に書かれている内容に対応して、詳細な内容が報告されています。詳細については原文をご参照ください。

要約

シエラレオネで、1月14日に2人のエボラ出血熱患者の集団発生が報告されたことに関連する人から人への感染経路は、3月17日で終息が宣言されます。この日で、2回の血液検体における検査(RT-PCR)で陰性結果が連続し、患者が退院してから42日になります。リベリアでの最も新しい集団感染における人から人への伝播は、2016年1月14日に終息が宣言されました。ギニアでは、2015年12月29日に終息が宣言され、まもなく2016年3月27日には90日間の強化監視期間が完了します。

WHOと支援組織からの指導により、ギニア、リベリア、シエラレオネの各保健省は、推定で10,000人以上いるとされるエボラ出血熱からの回復者の健康管理に対し欠かすことのできない一連の支援を実施するために、また、彼らとの濃厚接触による感染を防ぐにあたり個々人が必要とする予防対策を取れるようにするために、計画を立てています。これまでに、リベリアでは350人を超える男性の回復者が精液のスクリーニング検査と相談サービスを利用しました。また、シエラレオネでは、2,600人以上の病気回復者が一般健康診断と眼科診断を利用しました。

残存するエボラのリスク管理に対する第3期の骨格の2つ目の鍵となる目的を達成するために、WHOは、ギニア、リベリア、シエラレオネで、エボラ出血熱との関連が疑われるあらゆる熱性疾患の患者や死亡者は医療関係者および公的機関に報告される強化調査体制の実施を支援しています。ギニアでは、3月13日の週に34県すべてから、1,611件の警告通報が報告されました。全ての警告通報が地域社会(病院外)からの報告でした。この期間を通して、34県のうち17県から稼働する9つの検査施設で合計370検体(生きている患者から17検体、地域社会(病院外)での死亡者から353検体)が、新たに、又繰り返し検査されました。リベリアでは、15郡すべてから663件の警告通報が報告されました。このうちのほとんど(544検体)が生きている患者からでした。国内で稼働する検査施設5か所では、この期間にエボラ検査に対して595検体(生きている患者から399検体、地域社会(病院外)での死者から196検体)が、新たに、又繰り返し検査されました。シエラレオネでは、この国の14の地域から1,494件の警告通報が報告されました。そのほとんど(1,142検体)が地域社会(病院外)での死亡者からのものでした。この期間を通して稼働する検査室7か所で952検体(生きている患者から19検体、地域社会(病院外)での死者から933検体)が、新たに、又繰り返しエボラ検査に対して検査されました。

出典

WHO. Situation reports: Ebola response roadmap-Situation report. 16 March 2016
http://apps.who.int/ebola/current-situation/ebola-situation-report-16-march-2016