2016年03月22日更新 エボラ出血熱の発生報告 -ギニア

 2016年3月18日付けで公表されたAFRO(WHOアフリカ事務局)の情報によりますと、Nzérékoré のエボラ治療センターに入院したエボラ出血熱の疑い患者4人のうち、2人で感染が確認されました。患者は全て同一家族で、ギニア南部Koropara Sous県に住んでいました。

警報と対策
 調査は、(20日以内に)立て続けに同一家族内で3人が地域内(病院外)で死亡したことの警告通報に続いて開始されました。Koropara医療センターのセンター長が主導しています。Nzérékoré(ンゼレコレ)州知事の率いる調査団が、地域住民の注意喚起を促すためにギニア南部Koropara Sous県を訪れました。また、WHOの調査チームと県の健康局長が、エボラ出血熱が強く疑われることに基づいて調査を実施するために、この地域を訪れました。

 (国立エボラ感染対策調整会議、WHO、CDC、UNICEF、ICRC、CRGによる)国レベルでの合同会議が、現在、地元のチームを支援するためにこの地域に入っています。

 しかし、Koroparaの地域社会およびその周辺地域が、ある程度の感染への恐怖を感じる可能性があることには留意する必要があります。WHOは、現場における、地域社会での伝達チーム、社会と地域とを繋ぐ活動員、社会人類学者を派遣しました。

想定される緊急対策
 現在、数々の緊急対策が想定されています。特に、県のエボラ対策調整チームの活動再開、KoroparaとNzérékoré県での住民への啓発キャンペーンの組織結成、調査活動の実施、感染の予防と制御の対策に加えて、小単位での「結びつき」の組織化、半径5km以内での発症患者の捜索実施、さらには、接触者および接触者の接触者にワクチン接種を行う組織結成などです。

これまでのエボラ出血熱の感染源
 
Koropara Sous県では、以前にエボラ出血熱の流行発生の感染源となっています。これまでにこの病気からの回復者の配偶者(授乳中の女性)2人を含む10人の病気からの回復者がいました。このSous県の住民人口は約8200人、KoroparaはNzérékoré州に10あるSous県のひとつで、首都コナクリから950キロに位置しています。

 この2人のエボラ出血熱確定患者の発表は、この国がエボラ流行の制御の第3期対策中にあり、2016年3月31日に終了するはずであった90日間の高度警戒下で行われる調査体制の中で行われました。ギニアでは、2015年12月29日に、人から人へのエボラ出血熱の感染伝播の終息が宣言されていました。

出典

AFRO. Media Centre. Press release. 18 March 2016
Guinea: Two (2) confirmed Ebola cases in Koropara village in Nzérékoré
http://www.afro.who.int/en/media-centre/pressreleases/item/8438-guinea-two-2-confirmed-ebola-cases-in-koropara-village-in-nz%C3%A9r%C3%A9kor%C3%A9.html