2016年08月17日更新 腸管出血性大腸菌の発生について-イギリス(更新)

 2016年8月15日の世界保健機関(WHO)ヨーロッパ事務局からの情報によりますと、WHOから7月20日に公表された腸管出血性大腸菌の集団発生については、6月29日以降に発症した6人の感染者が7月5日に報告された後、新たな患者は報告されていないことが公表されました。7月5日以降に発症した患者があれば、7月26日までには報告されたとみられています。

発生の経緯
 
7月1日に、イギリスの国際保健規則(IHR)国家担当者から、WHOに対し大腸菌O157血清型O157ファージ34型の流行発生が報告されました(WHO、7月20日公表)。イギリスでは、7月28日までに157人の確定患者と4人の感染の可能性の高い患者、合計161人が報告されました。このうち、66人が病院で治療を受け、56人が入院となっています。さらに、9人が溶血性尿毒素症候群で生命が脅かされ、患者2人が亡くなりました。

 これまでのところ、このヨーロッパ地域において、同様の患者または関連する患者が増えているという報告はなく、イギリスに限定された集団発生と考えられています。調査では、ミックスサラダを食べたこととの関連が強く示唆されていますが、現在も感染源は特定されていません。

出典

WHO/Europe. Health topics. Disease prevention, Food safety. 15 August 2016
No new cases in enterohaemorrhagic Escherichia coli outbreak in the United Kingdom
http://www.euro.who.int/en/health-topics/disease-prevention/food-safety/news/news/2016/08/no-new-cases-in-enterohaemorrhagic-escherichia-coli-outbreak-in-the-united-kingdom