2016年10月26日更新 コレラの発生- イエメン

 2016年10月23日に、WHO東地中海地域事務局(EMRO)から公表された情報によりますと、イエメンの保健省よりコレラ患者およびコレラに関連する死亡者が増加していることが公表されました。

 イエメンの保健省では、コレラ患者およびコレラに関連する死亡者の増加が全国的に確認されています。現在までに、疑い患者は合計で644人、そのうち、死亡者が3人であると報告されました。これまでに、患者31人が検査で診断確定されています。死亡者は、首都Sanaa(サナア)で2人、Aden(アデン)行政区で1人が発生しました。

 イエメンでは、急性の水様性下痢症が常在しています。この下痢症は2番目に多い死亡原因であり、特に、幼児と学童児では多くなっています。紛争が続いていることから、イエメンの3人のうち2人は清潔な飲料水を飲める環境になく、衛生設備は限られています。特に都市部では、コレラに罹る危険が高まっています。

 WHOはこの国の保健省や日常の取り組みを支援するhealth/WASH taskforce(健康/手洗い活動のための委員会)と共同で運営する支援組織と協調しながら、活動を行っています。WHOは、コレラの伝播を阻止し、他の地域に拡がることを防ぐために必要となる公衆衛生対策を行い、調査活動の強化や、患者の管理、感染の危険がある地域での注意喚起の向上に当たっている保健省の支援も行っています。

出典

EMRO/WHO. News, Surveillance, forecasting and response. 23 October 2016
Cholera update in Yemen, 23 October 2016
http://www.emro.who.int/surveillance-forecasting-response/surveillance-news/cholera-update-in-yemen-23-october-2016.html