2016年11月09日更新 コレラの発生- イエメン(更新2)

 2016年11月6日に、WHO東地中海地域事務局(EMRO)から公表された情報によりますと、イエメン保健省から、新たにコレラ患者およびコレラに関連する死亡者の数値が発表されました。

 疑い患者は合計で2,733人となり、そのうち51人がコレラ関連で死亡しました。報告されたのは、Ta'iz(タイズ)、Aden(アデン)、Lahj(ラヒジュ)、Al-Hudaydah(フダイダ)、Hajjah(ハッジャ)、Sana'a(サナア)、Al-Baida(バイダー)、Dhamar(ザマール)、Ibb(イッブ)の各県からでした。これまでに、コレラ患者55人が検査により確定診断されました。

 イエメンには、急性水様性下痢症が常在しており、衛生環境の悪化との戦いが続いています。現在、流行により感染の発生している地域には760万を超える人々が暮らしています。加えて、300万を超える国内避難民が居ます。

 WHOは、イエメン保健省、ユニセフ、加盟する非政府組織(NGO)などと共同で、現地で集約的に対策を実施するための合同チーム(health/WASH taskforce:健康/水と衛生環境を整備するためのチーム)を運営する活動に取り組んでいます。

 ここには、疾病の早期警報通信システム(eDEWS:Electronic Disease Early Warning System)/調査活動、検査体制の支援、感染が発生した行政地区21カ所でのコレラ治療センターの開設、患者の早期発見と治療へのトレーニング、IV型補液など必需品の準備、下痢症のための簡易キット、経口補水液、飲料水用の塩素消毒キットなどが含まれます。

WHOは、コレラや下痢性疾患に対する国民の意識を高めるために、住民の地域活動や健康維持への教育活動も支援しています。

出典

EMRO/WHO. News, Surveillance, forecasting and response. 30 October 2016
Cholera update in Yemen, 6 November 2016
http://www.emro.who.int/surveillance-forecasting-response/surveillance-news/cholera-update-in-yemen-6-november-2016.html