2017年02月03日更新 コレラの発生状況- ソマリア(更新)

 2017年1月25日に、WHO東地中海地域事務局(EMRO)から、コレラの流行が続くソマリア保健省の情報が更新されました。

情報の詳細

 2017年1月18日からの更新情報により、死亡者6人を含む930人のコレラ疑い患者が新たに報告されました。これまでのところ、2017年1月1日から1月22日までに、この国で報告されたコレラ疑い患者の累積数は、2,236人となっています。32人が死亡し、死亡率は1.4%でした。報告された患者のうち、Bay(ベイ)、Banadir(バナディール)、Lower Shabelle(下部シュベリ)の各地域から集められた糞便の10検体で、ビブリオ・コレラO1型が検査確認されました。

 2016年には、関連する死亡者531人を含め、累積でコレラ疑い患者15,619人が全国各地から報告されました。患者の死亡率は3.39%でした。

 現状では、週毎のコレラ疑い患者は増加傾向が続いており、全国で他の地域にも拡大してきています。ソマリア保健省、ユニセフ、国連人道問題調整事務所(OCHA)および非政府組織の協力と、WHOの主導の下に結成された健康(支援)組織が、全国および地域レベルでコレラへの対策活動を強化し続けています。不安定な治安や現地へ向かう環境(の悪さ)は、コレラへの対策活動の大きな妨げとなっています。

 WHOは、この国の保健省と協力して、感染伝播を遮断し非感染地域への感染拡大を止めることを視野に入れ、感染の続く地域での経口コレラ・ワクチンを用いた大規模なワクチン接種キャンペーンを計画しています。この国では、現在、現地の支援団体とソマリアに置かれている地域事務局スタッフからの参加者との間で、対策計画の会議が進められています。

出典

EMRO/WHO. News, Surveillance, forecasting and response. 25 January 2017
Weekly update: Cholera in Somalia
http://www.emro.who.int/surveillance-forecasting-response/surveillance-news/weekly-update-cholera-in-somalia-25-jan-2017.html