2017年04月06日更新 コレラの発生状況- ソマリア(更新3)

 WHO東地中海地域事務局(EMRO)より、ソマリアで流行しているコレラの発生状況が3月26日付けで公表されました。

情報の詳細

 2017年3月26日までに、ソマリア保健省に報告された累積コレラ患者数は17,211人となり、死亡者は388人に達しました。死亡率は2.25%で、2016年の同時期の4倍近くとなっており、2016年に記録された患者総数を上回りました。

 Hiran、Banadir、Middle Shebelle、Galgadudといった街では急性下痢症/コレラの流行が制御されてきました。その一方で、最近になって報告されているほとんどの患者は、湾岸とGedo地域の交通環境の整わない村落から発生していました。

 保健省とWHOが主導する保健チームは、全国で感染対策や予防活動に携わる支援組織や保健当局と協力しながら活動を続けています。

 保健省は、湾岸地域の交通環境の整わない村落に住む人々がコレラ治療センターを利用できないことに対処するために、医師と医療従事者がMogadishu(モガディシュ)にあるBanadir病院で患者の管理と調査活動についての訓練を受け、(現地に)派遣されました。派遣された人たちは、既にBakoolや湾岸地域に派遣されている20名の医療従事者に加えられます。

 ソマリアは、降雨が不足した時期が続き、生活水が不足したことで家畜や作物が被害を受けましたが、(現在)新たな飢饉の危機に直面しています。この状況により、ソマリアの1,230万人のうち約620万人が人道的支援を必要としています。約300万人は食糧不足に直面し、約550万人は水による感染性の病気に罹る危険にさらされている状況です。また、生活力の弱い数十万もの人々が、食糧、水、避難所、さらには医療を求めて移動してきています。

 現時点で重点的に必要とされることは、感染が発生している地域での安全な飲料水と食糧、治療センターで必要となる医薬品、最も流行の激しい地域に派遣する医療従事者を訓練し、配置するために必要となる資金です。

出典

EMRO/WHO. News, Surveillance, forecasting and response. 26 March 2017
Weekly update: cholera in Somalia, 26 March 2017
http://www.emro.who.int/surveillance-forecasting-response/surveillance-news/weekly-update-cholera-in-somalia-26-march-2017.html