2017年05月22日更新 コレラ流行の再興- イエメン (更新)

 2017年5月20日にWHO東地中海地域事務局(EMRO)から、イエメンにおけるコレラ流行の最新情報が出されました。

情報の詳細

 2017年5月20日に、イエメン国民保健省は、国内のコレラ患者に関する新たな数値を発表しました。4月27日に前回の情報が更新された後、コレラ疑い患者23,425人と関連する死亡者242人(死亡率1.1%)が、新たに報告されました。報告は、主に、Amran(アムラン県)、Hajjah(ハッジャ県)、Sana'a(サナア県)、サナア市街から行われました。

 2016年10月以降、関連する死亡者362人を含む累積患者の報告数は、合計で49,495人となりました。しかも、2017年4月27日以降、5月18日までに、コレラ疑い患者数が著しく増加していました。この流行は、全国18行政府210地区に拡がり、患者の死亡率が1%を超えました。

 WHOは、流行を鎮めるためにコレラ対策への取り組みを強化しています。取り組みには、4か所のコレラ治療センターと16か所の経口補水液の補給センターの開設、患者を管理する医療関係者の訓練、コレラ患者の調査への管理と流行への対策を実施する緊急対策チームの派遣、イエメンの疾病に対し早期に警報を発信するための調査体制の強化、治療施設への緊急医療物資の供給などが含まれています。

 続けられている対策への取り組みは、症状のある患者を発見することの限界、人々の移動や移住、医療施設の利用への貧弱な環境、食料供給への不安や栄養失調によって、大きく妨げられています。

出典

EMRO/WHO. Outbreaks. Surveillance, forecasting and response. 20 May 2017
Weekly update - cholera in Yemen
http://www.emro.who.int/media/news/who-responds-to-resurgent-cholera-in-yemen.html