2017年06月27日更新 イエメンのコレラ流行に対する共同声明

 2017年6月24日に、UNICEF事務局長Anthony Lake氏とWHO事務局長Margaret Chan氏が共同で、イエメンでの20万人を超えるコレラの流行に対する声明を出しました。

声明の要旨

 イエメンのコレラ流行は急速に拡大し、疑い患者が20万人を超えました。(現在も)1日平均5,000人ペースで増加しています。現在、私たちは、世界で最悪のコレラの流行に直面しています。

 ほんの2か月足らずで、コレラはこの戦争で荒廃した国土のすべての県に拡大しました。既に、1,300人の人々(このうち1/4は子どもです)が亡くなり、死亡者の数は今後も増えることが予想されています。

 ユニセフ、WHO、そして、私たちの加盟各国は、この悲惨な流行の勢いを止めるために取り組んでいます。私たちはこの病気の拡がりを発見し、追跡し、清潔な水と適切な衛生環境、そして医療対応を必要とする人々に手を差し伸べるために、24時間体制で取り組んでいます。緊急対策チームは、飲料水の浄化と保管によって自らを守る方法を示した情報を、戸別に訪問し家庭に届けています。

 ユニセフとWHOは、予防と治療への介入をさらに拡大するためにあらゆる対策を講じています。私たちは、流行がさらに拡がることを阻止するために、イエメンの担当当局に国内での取り組みを強化することを呼びかけています。

 このコレラの流行の惨劇は、2年間の激しい紛争が直接の原因となっています。健康、水道、衛生などの基盤設備を崩壊させたことで、1,450万もの人々が清潔な水と衛生環境を断ち切られ、この病気が拡がる温床が増大しています。

 栄養失調の子どもの増加は、子どもの健康維持の力を弱らせ、さらに病気に罹りやすくさせています。この流行を終息させる最も大きな役割を果たしている現地の献身的な医療従事者、推定3万人には、約10か月も給料が支払われていません。

 我々は、国内すべての担当当局がこれらの給料を支払うことを要請し、何よりも、すべての当事者に壊滅的なこの紛争を終わらせることを呼びかけています。

UNICEF事務局長 Anthony Lake

WHO事務局長  Margaret Chan

出典

WHO. Statements, Media centre. 24 June 2017
Statement from UNICEF Executive Director Anthony Lake and WHO Director-General Margaret Chan on the cholera outbreak in Yemen as suspected cases exceed 200,000
http://www.who.int/mediacentre/news/statements/2017/Cholera-Yemen/en/