2017年08月25日更新 麻しんと風しんの予防接種キャンペーン-インドネシア

 WHO東南アジア地域・インドネシア事務局から、ジャワ島で、麻しんと風しんの予防接種キャンペーンを実施するが報告されています。

情報の詳細

 インドネシアは、天然痘、ポリオ、妊婦と新生児の破傷風が撲滅されました。現在は、麻しんおよび風しんの撲滅に向けて取り組んでいます。これは、この地域および国際的な優先事項でもあります。インドネシアでは、(生後)9か月と18か月の2回、すべての子供に麻しんのワクチンが定期接種されています。現在、全国の予防接種プログラムに風疹ワクチンの追加(M単独からMRワクチンへ)が行われることになっています。

 麻しんは、発熱、発疹、咳、鼻水、涙目を引き起こします。合併症として、耳の感染症、下痢、肺炎、脳の障害があり、死亡することもあります。

 風しんは、発熱、咽頭痛、発疹、頭痛、目のかゆみを引き起こします。女性が妊娠中に風しんに感染した場合、失明や難聴などの重度の先天障害をもって赤ちゃんが誕生することや、流産することがあります。

 インドネシアでは、麻しんウイルスと風しんウイルス、両方が広く流行しており、毎年、数千人もの患者が報告されています。この病気に対して、有効かつ安全なワクチンを接種することで、子どもたちを守ることができます。MRワクチンを接種した方が、麻しんと風しんに感染し、これに関連するリスクや合併症を発症させるよりも、はるかに安全です。インドネシアでは、2017-2018年に約7,000万人の子どもを対象としたMR予防キャンペーンを実施することになっています。フェーズⅠのキャンペーンでは、8月から9月にかけて、ジャワ島(バンテン、ジャカルタ特別州、東ジャワ、西ジャワ、中央ジャワ、ジョグ・ジャカルタ特別州)の6州に暮らす年齢層が9か月から15か月までの3,500万人を超える幼児にMRワクチン(麻しんおよび風しん)を接種することになっています。また、2018年には、フェーズ-Ⅱ(のキャンペーン)で、ジャワ島以外に残る28の州でも(接種が)実施されることになっています。

 これまでの麻しん単独およびMMRワクチンの接種状況に関係なく、キャンペーンを通して、すべての子どもたちがMRワクチンを接種することを勧めています。キャンペーンでは、WHOが事前に品質保証したワクチンが使用されます。

 8月1日以降:学校に通う子どもたち(6歳から15歳未満)が予防接種を受けることになります。すべての学校(政府、私立、宗教学校など)は、予防接種日を設けています。

 9月1日〜9月30日:9か月-5歳までの子どもにワクチン接種を行います。接種は、医療センターのPosyandu(統合保健ポスト、インドネシア独自の保健システム)が管轄する地域/村とそのRW / RT(小規模の行政地区)で実施されます。

出典

SEARO/WHO. Topics, Indonesia. August 2017
Measles Rubella Immunization Campaign in Java Island on Aug -Sep 2017
http://www.searo.who.int/indonesia/topics/immunization/MR_CAMPAIGN/en/