2017年10月31日更新 コレラの発生状況- ソマリア(更新11)

 WHO東地中海地域事務局(EMRO)より、10月26日付けで、ソマリアで流行しているコレラについて、最近の発生状況が公表されました。

情報の概要

 ソマリア保健省は、第41週(2017年10月9日-15日)に、死亡者はでていないものの、コレラ疑い患者54人が発生したことを報告しました。全国での累積患者数は77,783人、このうち死亡者数は1,159人となりました。
 2017年1月に始まったコレラの流行における全体での患者の致死率は1.5%です。この数週間は、WHO、政府健康担当当局、健康支援団体などの素早い介入により、死亡者が報告されていません。
 コレラの感染への対策と予防への取り組みは、全国で報告される新規の患者数を大幅に減らしました。また、コレラ・ワクチンを受けた地域では、新たな患者の報告数がかなり減ってきています。9月20日から26日にかけて、Banadir(バナディール)地域のWadajirとDaynile地区の住民、合計203,103人が経口コレラ・ワクチンを受けました。これは、今年初めに、ベイ地域、バナディール地域、ベレトウェイン地区、キスマヨ地区で行われたワクチン・キャンペーンに追加されたものです。
 この他にも、感染対策の取り組みとして、患者管理、感染の予防と制御、救急医療への医療従事者の訓練、医療用の必要物品と救急医療品の分配、地域住民の教育などが行われています。流行が始まって以降、合計で医療用の必要物品167トンが、すべての地域に分配されてきています。

ソマリアの干ばつは、安全な飲み水の不足をもたらし、家畜の全滅や食糧の枯渇、何十万人ものソマリア人の移住を引き起こしています。1,230万人のうち670万人が、緊急に人道支援を必要としています。また、約550万人が、コレラなど水を原因とする感染症に罹かるリスクに曝されています。

出典

EMRO/WHO. Surveillance, forecasting and response. 26 October 2017
Outbreak update: cholera in Somalia
http://www.emro.who.int/surveillance-forecasting-response/outbreaks/outbreak-update-cholera-in-somalia-26-october-2017.html